大阪府「抗体カクテルセンター」26日から運用開始へ
感染者数が右肩上がりになれば必ず医療資源は枯渇
大阪府の発表によると、24日時点で重症患者の数は195人で、病床運用率は57%。軽症・中等症の患者が1933人で、運用率が76.5%。ホテルなどでの宿泊療養者が2853人で運用率が50.8%となっている。
会見で吉村知事は「医療態勢をどれだけ一生懸命がんばっても感染者数が右肩上がりになれば必ず医療資源は枯渇します。感染者を少なくする、これが非常に重要ですのでぜひここのご協力をお願いし隊と思います。いま宣言期間中です。感染者を減らすことへのご協力をおねがいします」と府民に呼びかけた。 また、感染が広がってくる世代は、20代から30代が圧倒的に右肩上がりに増えている状況と説明していた。
抗体カクテル外来診療病院も約50病院が手を挙げスタートへ
会見では、抗体カクテル外来診療病院の開始についても発表した。厚生労働省が25日、新型コロナウイルスに感染した重症化リスクのある軽症や中等症患者への抗体カクテル療法について、日帰りの外来診療でも使えるようにする方針を決めたことを受けてのもの。 吉村知事は「これまで抗体カクテルは外来では使えないということでしたが、それが実現されることになりました。国において一定の条件のもとで外来で使ってもよいと。これが認められると見越しながら準備をしてきました」と話した。 大阪府内では約50の病院が手を挙げており、準備が整ったところから抗体カクテル外来を行っていくとしている。