「勝つ以外ない」巨人・戸郷翔征 首位攻防戦3連戦の最終戦に先発 4シーズンぶりリーグ優勝へ向け敵地で3連勝飾れるか
◇プロ野球セ・リーグ 広島-巨人(12日、マツダスタジアム) 首位攻防戦3連戦の最終戦、巨人の先発マウンドを託されるのは戸郷翔征投手。今季はここまで23試合に先発登板し、10勝7敗、防御率2.15の好成績を残しています。 【画像】9月11日の広島対巨人のスタメン 大事な首位攻防戦へ「勝つ以外ない。それに値するようなピッチングができればなと思います」と力強く意気込んだ戸郷投手。先月31日の阪神戦に登板後、中4日で9月5日のヤクルト戦に登板。普段と休養期間が異なりながらも、7回無失点と好投を見せ、3年連続二桁勝利となる今季10勝目を手にしました。 そして再び普段通りの休養期間に戻り、この試合は中6日での登板となりますが「(休養期間の違いは)何日かだと思いますし、そこでの調整方法自体はあまり変わらない。中4日のあとに中6日なので、多少休みもできましたし、いい調整もできているので明日を楽しみにしたいと思います」と心強いコメントを残しました。 今季の広島戦には6試合登板し、1勝1敗ながらも防御率1.74と好相性を見せている戸郷投手。「いいバッティングをみんなしていますし、10日は菅野さんがいい攻めをできたから良かっただけであって、(打線の)状態はそんなに落ちていないと思う。策を練ってきているのでそれを出せたらなと思います」と広島打線の印象についても語りました。 2020年以来、4シーズンぶりの優勝争いについては「19年、20年に優勝したときは差をつけて優勝したので、優勝を競い合っているのも初めてですし、毎試合毎試合落とせない試合が続くのも初めてなので、いい緊張感の中でやれてますし、すごいいい経験ができています」と語る戸郷投手。 「優勝争いできている分、一人ひとり意識も高くなってきていますし、みんな勝ちたい気持ちが前面に出ているなと思います。先発としては1イニングでも長く投げることで中継ぎの疲労を軽減できますし、完投したらもっといいことだと思うので、そういうのを目指していけたらなと思います」と熱がこもります。