「足の裏のような顔面を人間に」整形級メイクで人生激変! 前向きな生き方に元気をもらえるコミックエッセイ【書評】
透明ばんそうこうを使った自然な二重を作れるようになり、メイクして出かけるのが楽しくて仕方なくなっていたある日。足の裏さんは、原宿で詐欺メイク番組へ出ないかと声をかけられる。その番組への出演がきっかけとなり、現在の職業・メイク系YouTuberへの道を進むことに。「足の裏みたいな顔」とまでいわれたコンプレックスだらけの顔を仕事にする強さを見ると、自分もがんばろうと思えるようになるはずだ。
趣味としてメイクを楽しんできた足の裏さんは、いつでも前向きなことが魅力の女性だ。しかし、今までかけられてきた心ない言葉に傷つかないわけではなかった。それでも挫けなかったのは、小学6年生のときにテレビで知った「辛いは幸せの途中」という言葉のおかげだったという。辛いときは「自分は今幸せになる途中なんだ」と思うことで、前向きにがんばってこれたのだ。
その前向きさやメイクの研究により幸せな生活を手に入れた足の裏さんの辛くても諦めない姿を見ると、きっと勇気をもらえるはずだ。二重の作り方はもちろんメイク術を実演した実写ページもあるので、メイクに悩む人の教科書にもなるだろう。メイクのやり方だけでなくパーツごとに使うアイテムまで教えてもらえるので、ぜひ本作を参考にメイクを楽しんでみてもらいたい。 文=ネゴト/ 押入れの人