日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」開催! 優勝賞金1,000万円を獲得したスタートアップは?<前編>
<LANDIT>世界中の駐車場をデジタル化
2021年に創業したLANDITは、衛星データ・カメラ・AI画像認識技術を組み合わせ、世界中の駐車場をデジタル化して、以下5つの駐車場関連サービスを提供している。 1.建設や物流現場などで必要になる駐車場を探せる「at PORT」 2.目的地近くの駐車場を探して確保できる「PIT PORT」 3.条件に合った駐車場を探せる「PARK STOCK」 4.駐車場サイトを自動作成できる「SYNC PORT」 5.駐車場の遠隔監視ができる「AIMO」 利用者数は右肩上がりで、代表取締役社長 CEOの藤林謙太氏は、グローバル市場進出への意思も示した。
<Valtec>AIとドローンを使用した魚群探知システム
台湾発のValtecがターゲットとするマグロ産業は、年間6.5兆円の市場で、その9割が魚群探知にヘリコプターを使用しているという。一方で、ヘリコプターは運搬や整備に多大な労力がかかり、コストも高く、危険も伴う。さらに、結局は人の目で魚群を探すため認識ミスも避けられない。 そこで、Valtecではヘリコプターの代わりにドローンを使い、AIがドローンを操作、そしてドローンが撮影した映像は遠隔で一元管理ができる。コンピューターが画像を自動的に認識するため、従来の方法よりも精度良く魚群を探知できるという。 ビジネスモデルはSaaSのサブスクリプションで、1隻あたりリコプターの賃料と同程度の月額780万円となる。現在、台湾、フィリピン、パプアニューギニアの地域最大級の漁船団を顧客に持つ。さらに、世界トップのマグロ漁獲量を誇る日本でパートナーシップを模索していると、創業者 兼CEOのJohn Keh氏は締めくくった。
<Remedies>書きたい内容に集中できるAI文章校正
2017年に創業したRemediesは、文章校正をAIで効率化するツール「wordrabbit」を提供している。同ツールは日本語専用に開発されており、誤字脱字にとどまらず、誤解を与える恐れのある不当表示やガイドラインに違反している表現、表記ゆれなど、ビジネスに必要な修正提案をするのが強みとなっている。また、独自のルールを設定してドキュメントの品質を一定に保つことも可能となる。 料金タイプは、文法やミスタイプをチェックする「スターター」が880円(一人あたりの月額料金)、ビジネス向けに、明瞭で誤読のない文章を書くための検出と提案をする「プロフェッショナル」が3,100円(同)、チームで表記を統一しながら、正しい文章を書くための検出と提案をする「エンタープライズ」(価格は要問合せ)の3つがある。