かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見(全文2)増田氏はベストの後継者
かんぽと郵便が内部昇格となった理由
朝日新聞:朝日新聞の【フジタ 00:37:28】と申します。よろしくお願いいたします。今日発表された人事の関係で2点お願いいたします。1点目は、かんぽと郵便は内部昇格となっていますが、この内部昇格された2人が選ばれた理由。それと、先ほど増田さんの理由はおっしゃっていただきましたが、取締役会の議論の過程があれば可能な範囲でお願いいたします。これが1点目です。 2点目は、鈴木副社長がこのタイミングで辞任される理由について教えてください。鈴木さんが関与したとされる情報漏洩で総務次官は辞任に追い込まれましたけれども、今、日本郵政からの説明はまだ何もないので、可能な範囲でこれ、鈴木さんがどういうことをおっしゃってるかも含めてご説明をお願いします。 長門:人事に関するご質問です。ご案内のとおり、先ほどディスクローズさせていただいたとおり、日本郵便、横山の後任が衣川、かんぽ生命、植平の後任が千田でございます。今、選びうる、この会社の経営者としてベストの人間を選択できたと思っております。 2問目の問題につながりますけれども、高市大臣、鈴木次官を実質的に更迭された20日、先週金曜日のときに、天下りは駄目という種類のご発言をされていらっしゃいます。人によっては、なんだと。旧総務省、旧郵政省の天下りというか、内部の人間じゃないかというご意見があるかもしれませんが、今、郵便の課題、かんぽの課題を解決する、問題をリードしていけるトップとして彼らがふさわしいと思ったので選びました。 幾つか印象はございますけれども、私どもは落下傘と称して、雇われマダムといわれて、違う会社、民間企業からこのグループにやってまいりました。そういう具体的な、いろんな制約のある中で頑張るのが経営ですので、文句を言わずにやらなければいけないんですけれども、例えばJR、例えばNTT、例えば日本たばこを見て、民営化した先達のトップ、あるいは役員の方々はほとんど内部昇格なんですね。