かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見(全文2)増田氏はベストの後継者
鈴木上級副社長は自ら辞職
直近は、ご案内のお客さまの不利益のリサーチを、大崎にある事務センターで昼夜をたがわずやっておりますけれども、そこの長、トップで現場に張り付いてやってもらいました。平均睡眠時間3時間。あそこはローソンも多いところで、ローソンの本社は大崎ですから、セブン-イレブンもあるんですけれども、ほぼ全部の弁当を食ったと言っておりましたけれども、今度の問題についても前面で戦った男でございますので、今、選ぶとすると、かんぽでベストと思っております。 衣川はかんぽの経験が長いんですけれども、千田が59年入省、衣川は55年の入省ですけれども、長らく郵便でいろいろ苦労してきた、郵政グループで苦労してきた男です。直近は人事、労務等々の担当をやってもらいました。今般の問題、非常に現場でいろんな問題が起こっております。その現場の叫びがわれわれつかみきれなかったというのが、いろんな理由の中の1個の大きな理由で今回の事件が起こっていると言ってます。 彼は組合との折衝についても前面で担当している男でございます。そういうノウハウもきっと生かせると考えてございます。私どもの下で日本郵政の専務をやっておりました。経営会議、毎週やっております。ともすれば、やはり先ほどの官僚、お役所の文化が少しあるのかもしれませんけども、担当がそれぞれ、不動産担当とかシステム担当とか主計担当とか、議論を活発にやっておりますけれども、どうしても自分のテリトリーにこもった議論を専務も常務もしているなという傾向を感じておりましたけれども、衣川は経営者の目で、自分のテリトリーを越えて、これはおかしいんじゃないかとか、ここは問題点とか、こうしたほうがいいんじゃないかと、最も積極的に経営会議でも経営の視点で物を言って参加してくれた男です。ベストと思って選びました。 2点目です。鈴木上級副社長の問題でございます。日本郵政としては先週の金曜日、20日夕方、この問題が高市大臣から照会されて、大変に大事な問題と認識しましたので、しっかりと公明かつ正大な調査を行ってもらおうと思って、第三者の弁護士の方にご依頼しようということでまさに動いておりまして、順調にいけば今日まさにその弁護士さんとうちの担当役員が会う運びだったんですけれども、ご案内のとおり、総務省の事務方トップ、次官がお辞めになったという事実がございます。鈴木上級副社長自身で大変に重大なことだと認識をして、本日、自ら辞職という道を選んだ次第です。これを受けて、当社としてはこの調査は行わないという決断をした次第です。 司会:ほかにご質問のある方はよろしくお願いいたします。はい、こちらの方。 【書き起こし】かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見 全文3へ続く