4年ぶりのCOTA開催 トヨタはポイントリーダーに立てるか?
プロトタイプカーであるハイパーカークラス、FIA GT3車両で争われるLMGT3クラス、この2クラスの混走により争われるFIA世界耐久選手権(WEC)の第6戦が、アメリカ、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)においてローンスター・ル・マン(6時間レース)として開催される。前回のブラジル、サンパウロ6時間で今季2勝目を挙げたトヨタガズーレーシング(TGR)が、マニュファクチャラーズ部門でポイントリーダーのポルシェを逆転できるか?そしてLMGT3クラスでは日本人の優勝があるのか?この2週間後には富士6時間も開催されるので、その予習としても見逃したくないレースとなる。
前戦のサンパウロではTGRの8号車が優勝し、ドライバー部門で6号車ポルシェを追う7号車は車両トラブルもあり4位に終わった。優勝1回と2位3回で安定してポイントを加算しているポルシェ6号車とTGR 7号車のポイント差は22点なので、ここでその差を大きく縮めて富士へ入りたい。マニュファクチャラーズ部門でもポルシェとTGRの差はわずか4点であり、TGRはポイントリーダーとして富士へ凱旋したいもの。
さて、このレースの前に悲しいニュースが入って来た。今季よりハイパーカークラスに参戦していたイソッタ・フラスキーニが撤退を表明。このCOTAラウンドから出場しなくなった。かつてのスポーツカーブランドを復活させ11号車1台だけの参戦ではあったが、この姿が見られなくなるのは残念だ。
今回、ハイパーカークラスにはシリーズ5連覇中のTGR(トヨタ・ガズー・レーシング、2台)、プジョー(2台)、フェラーリ(3台)、ポルシェ(5台)、キャデラック(1台)、アルピーヌ(2台)、今季より参戦のBMW(2台)、ランボルギーニ(1台)、 8メイクスの18台がエントリー。 LMGT3クラスは、アストンマーティン、BMW、フェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニ、フォード、レクサス=トヨタ、コルベット=GM、ポルシェ各2台の計18台がエントリーしている。