子どもの「髪染め」早い?個性? 「私も染めたい!」子どもの意思や親の希望 家族で議論も キッズのヘアカラー事情
髪の色を変えている子どもを見かけることが増えた。毛先だけ色を変えている子、髪の内側だけ色を変えるインナーカラーできめている子。みんなそれぞれよく似合っている。染めようと思ったきっかけは?髪は痛まないのか?現代の子どもの髪染め事情を探った。 【画像】赤と紫のツートンに染めた女の子 ヘアケア代は年10万円かかる ■広がる子どものヘアカラー 長崎市にあるダンススクール「リボンダンススクール」には、3歳~60代まで400人以上の生徒が通っている(2024年12月時点)。最近目立ってきたのが「髪色を変える生徒」。特に未就学児や小学生の髪色に変化が見られるという。 リボンダンススクール 小金丸智博マネージャー: 「発表会では、パフォーマンスをさらに輝かせるため親も子どもも張り切って髪色を派手にします。発表会以外の日常でも髪色を変える子どもが増えたのはここ数年です」 髪を染めるのは子供の意思か?親の希望か?学校では?実際にヘアカラーをしている親子にたずねてみた。 ■「染めたい!」6歳女児の思い 6歳の女の子。髪の一部をピンク色に染めている。髪色を変えることは、女の子の強い希望だったという。 20代母親: 「『私も染めたい!』と娘が言い始めて、昔だったら偏見もあるからどうかなと思ったし、私が子どもの頃は髪を染めてる子が少なかったので悩んだんですがー」 「保育園では、周りにも染めてる子もいて『普通になってきているのかな?』とも考えました。本人に『髪を染めていることを、良く思わない人もいる。それでもいいの?』と聞くと、『それでも染めてみたい』と譲らなかったんです。そこまで言うのならと、ことし6月に初めて染めました」 ■成長期の髪染め 女の子は、小さい頃からネイルやおしゃれに興味深々。髪色を変えて楽しんでいる人をみて憧れを抱くようになったようだ。 しかし、成長途中の髪の毛や頭皮。ヘアカラーは少なからずダメージを与える。 消費者庁は「子供のヘアカラーは要注意です。子供の皮膚は未熟なため化学物質の影響を受けやすいと言われています。低年齢のうちからヘアカラーを使うと、酸化染料との接触回数が増え、アレルギーを発症するリスクが高まる場合もあります」と注意を呼び掛けている。