サッカー伊東純也選手の2億円訴訟スタート、訴えられた女性2人は初の記者会見「性被害は事実」、選手側「女性の告訴は虚偽」
●初めて記者会見に出席した女性2人「隣のベッドから見た」
準強制性交罪で伊東選手を刑事告訴した20代女性、Aさんは「X選手(伊東選手)から性被害を受けました。絶対に嘘ではありません」と述べた。 「酔いが回り意識朦朧としている中で性行為をされました。断片的な記憶しかありませんが、性交渉をされたことは間違いないです」(Aさん) 女性側によれば、後に、伊東選手側と話し合いになり、Aさんらに計2000万円の賠償金が提示されていたという。Aさんたちは、その話し合いの中で、求めていた謝罪が受けられなかったと話す。 「今も私の希望は変わらず、性被害者として謝罪をしてほしいです」(Aさん) Aさんは体調不良によって大阪にまで行けず、事情聴取を受けられないまま不起訴処分となったことには納得できていないとも語った。 ホテルでトレーナー男性から性被害を受けて、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になったという20代のBさんは、「目が覚めたとき、ベッドの上で下着を脱がされ、トレーナーの男性から性被害を受けていました」と述べた。 隣のベッドでAさんと伊東選手との性行為を「見た」という。 「しばらくするとY(トレーナー)がX選手(伊東選手)の腕を引いて、私のところに連れてきて、『こっちともやれよ』と言いましたが、私はなんとかX選手が迫ってくるのは阻止できました。これが私が受けた性被害です。これらの事実関係に嘘はありません。嘘なら刑事告訴は絶対しません」(Bさん)
女性側の代理人をつとめる髙橋裕樹弁護士は「女性たちは伊東選手側に一度も金銭の請求をしたこともありません」と話す。 意見陳述では「性被害者として加害者に真摯な謝罪を求めたい。力のある有名人やスポンサーに媚を売る営業道具として、自分たちのように若い女性が利用され、アテンドされ、同様の性被害を受けることを阻止したい」と"女性らの思い"を伝えた。