AIも参戦、誰もがビットコインの流動性を狙っている
ビットコインの時価総額は、暗号資産(仮想通貨)全体の50%を常に超えており、これは他のあらゆるデジタル資産を合わせたよりも多くの資金がビットコインで保有されていることを意味する。 現在の強気市場において、ビットコインのドミナンスは60%以上という数年来の高水準に達しており、他のネットワーク上で構築されたプロジェクトは、その分け前を得る方法を模索してきた。そして今、AIボットがそれに挑戦している。 なかでも最新の試みを手がけるのは、ビットコインへのブリッジを行うイーサリアムレイヤー2「モード(Mode)」だ。 12月5日付の電子メールによる発表によると、ネットワーク上のAIエージェントにビットコインへのパーミッションレスアクセスを提供するために、ロールアップ・プロトコルのBitcoinOS(BOS)と提携した。 BOSは先日、カルダノ(Cardano)ネットワークと同様のインテグレーションを行い、同エコシステムにおけるビットコインの資金流入を促進するためにグレイル(Grail)ブリッジを有効にした。 グレイルブリッジは、ゼロ知識(ZK)テクノロジーを使用して、ネットワーク間での資産の移動を可能にする。ZK証明は暗号化プロトコルであり、ある当事者が追加情報を明らかにすることなく、他の当事者に対して命題が真実であることを証明できるようにする。 モードはオプティミズムのOP Stackを使って開発されたイーサリアムレイヤー2。DeFI(分散型金融)アプリケーションをスケーリングすることを目的としており、そのためにAIベースのオンチェーンエージェントを活用している。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:Shutterstock|原文:Everyone Wants a Piece of the Bitcoin Pie, Now the AI Bots Are Coming for It Too
CoinDesk Japan 編集部