Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手10人。百戦錬磨の男たち
DF:マッツ・フンメルス(元ドイツ代表) 生年月日:1988年12月16日 前所属:ドルトムント 23/24シーズン成績:25試合3得点0アシスト 2023/24シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝へと進出したドルトムントでマッツ・フンメルスは圧倒的な存在感を放っていた。そんな彼も今夏に新天地を探すことになる。 バイエルン・ミュンヘンの下部組織出身のフンメルスはトップチーム昇格後の2008年1月にドルトムントへと移籍。ユルゲン・クロップ監督の下で、ブンデスリーガ2連覇やCL準優勝などの躍進を遂げたチームのDFリーダーとして台頭した。 2016年夏に古巣バイエルンへと復帰を果たすと、幼少期から着ていた赤色のユニフォームでブンデスリーガ3連覇に貢献し、3年後の2019年夏に今度はドルトムントへと復帰。細かい怪我に悩まされたこともあったが、コンディションが万全の際はレギュラーとしてプレーしていた。 彼が話題となったのが2023/24シーズンのパリ・サンジェルマンとのCL準決勝でのパフォーマンスで、1stレグ、2ndレグのどちらでもマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を披露。全盛期と比較をするとスピードは大きく落ちているが、経験に基づく守備でキリアン・エンバペを筆頭とする強力な攻撃陣をシャットアウト。クロスに対するポジションや前に出てインターセプトするタイミングが抜群で、35歳となった今でもトッププレイヤーであることを証明した。 ドルトムントで欠かせない選手の一人だったが、シーズン終了後にエディン・テルジッチ監督と同じく退団が発表された。まだトップクラブでプレーできる素質があるため、争奪戦になっても不思議ではない。
FW:アレクシス・サンチェス(チリ代表) 生年月日:1988年12月19日 前所属:インテル(イタリア) 23/24シーズン成績:23試合2得点5アシスト 35歳となってもチリ代表のスタメンに名を連ねているアレクシス・サンチェスは、現在行われているコパ・アメリカが“就活“の場になるはずだった。ところが開幕から3試合続けてチームは無得点に終わり、まさかのグループリーグ敗退となっている。 昨夏に1年ぶりにインテルに復帰を果たしたサンチェスは、オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチとともにスーパーサブとして活躍。今年2月と3月にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とリーグ戦を並行して戦う関係でスタメンの機会もあり、そんな中で3試合続けて得点に絡む活躍を披露し、スクデットを獲得の一員となった。 ラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムが在籍しているインテルではサブ的な扱いだったが、その前シーズンにサンチェスは所属していたマルセイユでリーグ戦14ゴールを決めるなど、クオリティを維持していると言える。 バルセロナやアーセナルに所属していた全盛期と比較すると衰えているが、もう一花咲かせるだけの力はあるだろう。欧州だけでなく、自らが育った南米方面への移籍の可能性もある。