Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手10人。百戦錬磨の男たち
GK:マシュー・ライアン(オーストラリア代表) 生年月日:1992年4月8日 前所属:AZ(オランダ) 23/24シーズン成績:29試合28失点 2023/24シーズンはAZで菅原由勢らとプレーし、日本代表と何度も対戦したオーストラリア代表GKマシュー・ライアンも今夏にフリーとなった。 長らくブライトンで正GKを務めていたことからプレミアリーグ通算124試合出場を誇る経験豊富なGKは、2020/21シーズン途中にロベルト・サンチェス(現チェルシー)にポジションを奪われてからはやや苦戦。アーセナル、レアル・ソシエダ、コペンハーゲンと3つのクラブを渡り歩いたが、いずれのチームでも定位置確保には至らず、2022/23シーズン途中に加入したAZでようやく正GKに定着していた。 2023/24シーズンは公式戦39試合に出場するなど、最後の砦として奮闘していたが、AZとは契約延長に至らなかったようだ。退団のリリースはないが、すでに地元メディア「AZAlerts」は退団の可能性が高いと報じており、6月に代表に招集されなかったのにも関わらず、2024/25シーズンに向けてのプレシーズンにも参加していない。恐らく近日中に退団のアナウンスがあるだろう。 ライアンは2013/14シーズンから欧州でプレーしているためベテランと思われがちだが、32歳とまだ衰える年齢ではない。直近の代表戦は23歳のジョー・ガウチ(アストン・ヴィラ)がゴールマウスを守ったが、実績を踏まえるとまだ彼が正GKであり、今年9月から行われるFIFAワールドカップ26アジア最終予選の代表メンバーにも名を連ねることが予想される。 ユーロとコパ・アメリカが開催されていることもあってほぼ市場が動いていないこともあり、現在は具体的な移籍先が報じられていないが、彼の実績を踏まえると引く手あまただろう。オーストラリア代表の正GKの次なる新天地はどこになるのだろうか。