【J1】新サカスタ開業効果! サンフレ売上高、過去最高78億円見込み 2024年度
J1サンフレッチェ広島は19日、2024年度の売上高が過去最高の約78億円になる見込みと明らかにした。新スタジアム「エディオンピースウイング広島」(広島市中区)開業に伴い、入場料収入などが大幅に増加。23年度の41億9800万円から約1・86倍に伸び、黒字も確保できる見込みだ。 【グラフ】サンフレッチェ広島の過去10年間の売上高 仙田信吾社長が同日、メディア向けの経営説明会で明かした。男子のリーグ戦入場者数はクラブ最多の48万6579人、女子のリーグ戦とカップ戦の合計は4万8866人。入場料収入は男女で計約24億円に上り、23年度の約6億3千万円から約3・81倍になった。 試合日以外のイベント利用などを含めたスタジアム総来場者は約118万人。目標としていた110万人を超えた。 来季は男子のリーグ戦入場者数50万人を目標に掲げる。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2や、来秋開幕のACLエリートで上積みを狙う。今季のリーグ戦はほぼ完売で、チケットの高額転売が課題となったため、公式リセール(再販売)サービスの実装を進める方針だ。仙田社長は「中期的には(売上高)100億円を目指したい」と述べた。
中国新聞社