Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手10人。百戦錬磨の男たち
MF:フアン・クアドラード(コロンビア代表) 生年月日:1988年5月26日 前所属:インテル(イタリア) 23/24シーズン成績:10試合0得点2アシスト 2023年夏にユベントスからフリートランスファーでインテルに移籍したフアン・クアドラードは1年で退団となった。このコロンビア代表MFからすると2年続けての無所属の期間を迎えることになる。 クアドラードは21歳の時にウディネーゼに加入して以降、チェルシーに在籍していた2015年冬から夏までの半年間を除く14シーズン半もの間イタリアでプレーしている。積み上げたセリエAでの出場試合数は372試合で、コロンビア人選手では歴代最多出場試合記録である。 右サイドであればSBからWGまでどこでもプレーできる万能性とスピードを武器に、ユベントスでは5度のスクデットを獲得するなど、黄金期を支えるメンバーの1人として活躍。昨夏に加入したインテルでは[3-5-2]の右WBのレギュラー候補として期待されていたが、9月にアキレス腱を痛めてからはシーズンの大半を欠場。先発した試合はレアル・ソシエダとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ最終戦の1試合しかなかった。 この稼働率の悪さからクラブは1年の契約延長オプションを行使せずに退団となった。復帰しては離脱を繰り返したアキレス腱の問題が解決しているかどうかが来季の去就を決めることになるだろう。
DF:マルコス・アロンソ(元スペイン代表) 生年月日:1990年12月28日 前所属:バルセロナ 23/24シーズン成績:5試合0得点0アシスト 祖父から3代続けてスペイン代表のユニフォームを身にまとったマルコス・アロンソ・メンドーサは、2023/24シーズン限りでバルセロナを退団して無所属となった。 レアル・マドリードの下部組織出身のマルコス・アロンソは、1試合に出場した後の2010年夏にイングランドのボルトンへと移籍。そこからフィオレンティーナ、サンダーランド、チェルシーへと渡り歩き、2022年夏にバルセロナに加入していた。 彼のベストシーズンはアントニオ・コンテがチェルシーの監督を務めていた2016/17シーズンからの2年間だろう。[3-4-2-1]の左WBとして、得意の攻撃参加から多くの得点に関与。自慢のキック精度を活かしたセットプレーでも抜群の存在感を放ち、2017/18シーズンはプレミアリーグのベストイレブンも受賞した。 しかし、バルセロナでは得意な左SBではなく、CBや左SBで起用されたことで微妙なパフォーマンスに終わり、2年目の2023/24シーズンは背中の怪我の影響も相まってわずか公式戦8試合の出場に留まった。シーズン後半はほぼ構想外の扱いだったこともあり、契約延長することなく、バルセロナを退団することが決定している。
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