NY外為市場=ドル小幅上昇、主要中銀の政策決定待ち
By Chibuike Oguh [ニューヨーク/グダニスク 16日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、主要通貨に対して米ドルが小幅に上昇した。投資家は今週の米連邦準備理事会(FRB)、日本銀行、イングランド銀行(英中銀)など主要中央銀行の金利決定を見守っている。 CMEのフェドウオッチによると、市場では、17─18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げを実施する可能性が97%近くと見られている。 ドルはスイスフランに対して0.16%上昇し、0.8945スイスフランとなった。これは7月以来の高値水準となる。 ドル/円は0.31%高の154.12円。一時、11月26日以来の高値である154.480円まで上昇した。 ロイターなどのメディアは、日銀が18─19日開催の政策決定会合で金利を据え置く可能性が高いと報じた。これ以降、円は対ドルで下落基調にある。 ユーロは不安定な取引の中、0.07%高の1.0509ドルとなった。 ドイツ連邦議会は16日、ショルツ首相に対する信任投票を行い、同案は否決された。首相は議会に首相不信任を宣言するよう求め、正式に早期の解散総選挙実施に向けた措置を講じた。 ドル指数は一時107.16まで上昇した後、終盤は小幅高の106.88となった。 英ポンドは0.60%高の1.26845ドルとなった。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.6%高の10万6003ドル。トランプ次期大統領が、戦略石油備蓄と同様ビットコイン戦略備蓄を創設する計画に言及したことが買い材料となり、一時10万7821ドルまで急騰した。 ドル/円 NY終値 154.15/154.17 始値 153.78 高値 154.47 安値 153.79 ユーロ/ドル NY終値 1.0510/1.0514 始値 1.0490 高値 1.0522 安値 1.0475