ついに米まで値上げ!今年のおすすめ新米は?フリマアプリで買うのはダメ?五ツ星お米マイスターが教えます!
味わい別、2024年の新米おすすめ5選はこちら!
値上げのダメージを受けつつも、「今年はハズレなし!」という朗報に少し心が軽くなりましたが、そんな中でも、特におすすめのお米を教えてもらいました。 ◆若者や食べ盛りの子どもたちに ここ数年、若者や食べ盛りの子どもたちに人気なのが、『新之助』(新潟県)や『雪若丸』(山形県)。唐揚げなどの揚げ物やカレーやチャーハンにも合う、食べ応えのある粒感のある米が大ブームです! ◆コシヒカリ好きな人に 1970年代に起こった「コシヒカリブーム」を知っている世代は、粘りのある米が好きな人が多い。最近人気の北海道のブランド米『ゆめぴりか』(北海道)は、魚沼級の価格になってしまい、ちょっと気軽に手が届かないかもしれないけれど、濃密な粘りと濃い甘味が魅力的。 ◆あっさり好きな女性に 軽やかなあっさりした味わいの米は、重すぎないので女性に人気。特に秋田県の米は女性受けがよく、バランスのよい『サキホコレ』(秋田県)がおすすめ。さっぱりした『青天の霹靂』(青森県)や王道の『つや姫』(山形県)も和食や朝ごはんにぴったりの味わいです。 通常は、産地や品種、ブランド力によってランクがあり、それによって価格にかなり差があったそうですが、今年は米なら一律同じ値段という印象とのこと。 「今年は残念ながらコスパがよいお米は正直ありません。でも、どれも本当に美味しいので、いろいろ食べ比べてみるチャンスかもしれません」 ぜひ、この機会に自分好みのお米を見つけてみてください!
西島豊造
五ツ星お米マイスター。東京・目黒区にある米店『スズノブ』の3代目。北里大学獣医畜産学部畜産土木工学科を卒業後、北海道で水路などの農業土木の設計に携わり、1988年に家業の米店『株式会社 鈴延商店』を継ぐ。五ツ星お米マイスターの資格を取得し、膨大な米と土に関する知識を活かし、新しい米の時代を作るべく産地と消費者をつなぐパイプ役として、産地の特徴を活かした地域ブランド米作りに力を注ぎ、全国を奔走する。
岸綾香