「9月までに全対象者に供給のめど」 ワクチンで菅首相
菅義偉(よしひで)首相は23日、記者会見し、新型コロナウイルス対策の「切り札」とされるワクチンについて「先般の訪米では、米ファイザー社のCEOに要請し、本年9月までにすべての対象者に確実に供給できるめどが立った。高齢者への接種の状況を踏まえ、必要とするすべての方々への速やかな接種が進むよう取り組んでいく」と訴えた。 【動画】3度目の緊急事態宣言「短期間で集中して実施」 菅首相が会見
会見で、菅首相はワクチンについて「多くの方々に速やかに受けていただくため、できることはすべてやる覚悟で取り組んでいる。まずは医療従事者への接種を早急に終える」と主張。「ゴールデンウィーク明けまでには、約700万回分、それ以降は毎週約1000万回分を全国の自治体に配布し、6月末までには合計1億回分を配布できるようにする」と強調した。 「希望する高齢者に、7月末を念頭に各自治体が2回の接種を終えることができるよう政府を挙げて取り組む」との言及。「自治体の多くで課題とされる人材確保のために、全国の接種会場への看護師の派遣と、歯科医師による接種を可能とする」とも語った。