「プロレスは魂をぶつけろ!」上原わかながアジャコングから学んだ覚悟
◇一瞬で目が覚めるような試合をお見せします グラビア界を席巻しても不思議ではない“武器”のポテンシャルは無限大だ。もちろん、こういう仕事にも積極的になってきたのは、プロレスラーとして自信がついてきたことも理由のひとつだろう。 デビュー当初はまだまだ硬さが目立った。というか、表情はイキイキとしているのに、まだ体の動きが追いついていない印象。それが今年に入ってから、それこそアジャ戦を機に、グッと動きにキレが出てきた。同期6人によるトーナメントでも優勝するなど、実績もついてきた。それにともなって、プロレスラーとしての野望もどんどん大きくなってきている。 「世界のスーパースターになりたい! 海外で“日本のプロレスラーといえば?”と質問されたとき、真っ先に名前があがるような存在になりたいんです。プロレス界のショーヘイ・オータニですよ! ビッグマウスだと笑われることはわかっています。でも、最近、そういうことをみんな言わない風潮になっているじゃないですか? 私は大きな夢は語るべきだと思っているんですよ。夢って思い描くことで、それを言い続けることで、いつかきっと叶うと信じているから。 アイドルになったときも“テレビに出たい”と言ったら、周りからは“そんなの絶対に無理だよ”って笑われましたけど、言い続けていたら、本当にテレビに出られるようになった。だから、私はプロレスラーとして世界のスーパースターになりたい! じつはもう、英語の勉強も始めているんですよ! 応援してくださっている皆さんと一緒に“世界”を見たいですし、まだ私の試合を見たことがない方にも応援していただきたいですね。いまならまだ“古参”を名乗れますから(笑)」 7月20日には、後楽園ホールで東京女子プロレス・夏のビッグマッチ『SUMMER SUN PRINCESS’24』が開催される。上原わかなは第1試合にラインナップされたが、この試合こそ“裏メイン”になるやもしれない注目カード。冒頭で触れた同期6人によるバチバチでガチガチで予測不能のバトルなのだ。 昨年8月の後楽園ホール大会でも、やはり第1試合で同一カードが組まれたのだが、当時はまだ初勝利を挙げていない選手もいたため「今日こそ勝ちたい」「まだ超えさせない」という感情がスパーク。 第1試合だというのに後楽園ホールが一体となる盛り上がりとなり、この日の興行全体がヒートアップしまくるきっかけを作った。もはや伝説! そして、あの伝説をもう一度、という期待感も高まってくる。 「1年前の試合と今回の試合、対戦カード表の写真を見比べていただきたいんですけど、同じ顔合わせなのに、たった1年しか経っていないのに、みんなの表情が全然違うんですよ! それだけ、みんな自信がついたり成長したりしているってことだと思うので、ぜひ注目してもらいたいですね。 気をつけていただきたいのは、この大会の試合開始はちょっと早くて、午前11時からなんですよ。寝坊すると私たちの試合に間に合わないので、土曜日ですけど、早起きしてください! 眠くても大丈夫です、一瞬で目が覚めるような試合をお見せしますので!!」 7月28日からは、真夏のシングルトーナメント『東京プリンセスカップ』が開幕する。リーグ戦ではなく、一発勝負のトーナメントなので、毎年、波乱が起こりまくっているのだが、初エントリーの上原わかなも「風を吹かせたい!」と早くも気合いが入りまくっている。 いつか世界のスーパースターになるかもしれない、上原わかなの夢を一緒に追いかけたいなら、2024年の夏は最高の起点となるはずだ。 (取材:小島和宏)
NewsCrunch編集部