実走6万8559㎞で保管された 新車同様のカローラスプリンター|1968年式 トヨタ カローラ スプリンター SL
旧車仲間の「トミタクガレージ」でオーバーホール!
「手に入れてから軽くボディを磨いただけですが、とても50歳を超えているとは思えないコンディションです。速くはないけど、走らせるのが楽しいクルマで、同い年の自分よりもずっと元気(笑)」とオーナーはうれしそうだ。 唯一不調だったミッションは、原因のシンクロを世界中を当たって同じサイズの部品を入手。旧車仲間の「トミタクガレージ」で、ガスケットを紙から切り出すなどしてオーバホール。その際、独自のノウハウで改良し、絶妙なシフトフィーリングを実現している。 新車当時から岡山を離れたことがないあかしとなる貴重な一桁ナンバーのノンレストア車。オーナーは、「たぶん、世界一大切にされてきた大衆車。自分もこのコンディション、現状キープで、大事に乗り続けたい」と話す。 >>ウッド仕様のメーターパネル、ステアリング、シフトノブが標準装備となる、豪華でスポーティーなコックピット。SLはフロア4速MTのみの設定となる。 1968年式 トヨタ カローラ スプリンター SL(KE15) ●全長3845mm ●全幅1485mm ●全高1345mm ●ホイールベース2285mm ●トレッド前/後1245/1220mm ●最低地上高170mm ●室内長1630mm ●室内幅1240mm ●室内高1090mm ●車両重量730kg ●乗車定員5名●最高速度160km/h ●登坂能力sinθ0.422 ●最小回転半径4.55m ●エンジン型式K-B型 ●エンジン種類水冷直列4気筒OHV ●総排気量1077cc ●ボア×ストローク75×61mm ●圧縮比10:1 ●最高出力73ps/6600rpm ●最大トルク9.0kg-m/4600rpm ●トランスミッション前進4段後退1段 ●変速比1速3.684/2速2.050/3速1.383/4速1.000/後退4.316 ●最終減速比4.222 ●燃料タンク容量36L ●ステアリング形式ウオームおよびセクターローラー ●サスペンション前/後独立懸架リーフおよびコイルバネ/非対称半楕円 ●ブレーキ前/後シングルシリンダーディスク/リーディングトレーリング ●タイヤ前後とも6.00-12-4PR ●発売当時価格58.7万円 初出:ノスタルジックヒーロー vol.199 2020年6月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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