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　2024年9月末に行われた自民党総裁選。時事ネタは常に貪欲に取り入れるベストカーは、この総裁選に注目。自動車メーカーを「党」に見立て、各党を代表するクルマを選んでみた。ここでは、クルマ好きのツボを心得た優良車を作り続けるスズキ党の総裁選挙の模様をお届けする!! 【画像ギャラリー】スペーシアとジムニーが競る！3車種一挙に是非(28枚) ※本稿は2024年9月のものです 文:片岡英明、松田秀士、渡辺陽一郎/写真:スズキ、ベストカー編集部 初出:『ベストカー』2024年10月26日号

■片岡英明氏の選評

　カリスマ経営者が一流に押し上げ、世襲による新体制への移行もうまく軌道に乗せたスズキ。多くのメーカーが中国の動向に翻弄されるなか、インドとハンガリーに生産拠点を置く政策で業績を伸ばした。 　候補は得意の軽量化やコスト低減技術で他の追随を許さないクルマばかり。主に人気と政策実行力を評価し、スペーシアとジムニーに合計で同点をつけた。

■松田秀士氏の選評

　無党派層を取り込む政策が奏功し、支持率上昇中のスズキ。特にスペーシアはこれまでにはなかったADAS機能の追加などにより、支持率が鰻登り。 　倹約指向の党運営がモットーだが、ジムニーを見ればわかるように遊び心にもあふれている。スイフトスポーツはその代表例。次期型の出来次第では若年層の支持をいっきに伸ばすだろう。

■渡辺陽一郎氏の選評

　スズキ車を代表する総裁候補にはスペーシアが挙げられる。軽自動車の代表車種とあってスズキのブランドイメージと親和性が高く、人気車で政策実行力や経済政策も得意だ。 　そして50年以上の歴史があるジムニーも、スズキの求心力的な存在。悪路の走破に打ち込む真摯な姿勢により、今なお多くの支持を得ている候補だ。

■決定！総裁は……スズキ スペーシア

　N-BOXの好敵手、スペーシアが総裁に当選。副総裁はジムニー/ジムニーシエラとなった。