【立川競輪・GⅢ鳳凰賞典レース】山口拳矢が3度目のGⅢ優勝
立川競輪の開設73周年記念「鳳凰賞典レース」(GⅢ)は最終日の7日、12Rで決勝が行われ、山口拳矢(28)=岐阜・117期=が一昨年7月の名古屋記念以来となる通算3度目のGⅢ優勝を飾った。2着には郡司浩平が入り、3着は平原康多。 ◇ レースは取鳥-園田が後方から上昇して残り2周の赤板を迎えた。前攻めの藤井-山口-清水が突っ張り、取鳥が後退して打鐘へ。郡司-岡村が中団をキープし、平原が6番手、高橋が7番手で一列棒状で最終周回。バックストレッチで郡司がまくり出ると、合わせて山口が番手から出る。清水は2センターで遅れた。郡司が山口に続く形になり、平原は岡村と清水の間を抜けて郡司を追う。山口が郡司を振り切って勝ち、平原が3着に入った。 ◆山口拳矢「うれしい。(前場所でゴール後に落車して)肩に違和感があったけど、チャンスをものにできました。(藤井)侑吾さんは突っ張るだろうと思って集中して。緩まなかったので、慌てることもなかった。(郡司がまくってきて)真後ろに見えたので内にいかれないようにと。優勝することが侑吾さんの気持ちに応えることになるので(番手から出た)」