頭の中の7割を「おやつ」のことが占め、ほぼ毎日おやつを食べているミモレブロガーの山根亜希子さんが選出。2024年に食べて「美味しい!また食べたい!」と心の底から感動したおやつを紹介します。 【写真】パリ発の老舗の「焼き立てフィナンシエ」は見るだけで垂涎!  

フランス・パリへの興味が増した2024年、大好きになったおやつも”パリ出身”でした!

撮影させていただいたのは、10月にオープンしたばかりのルノートル 麻布台ヒルズ店。パリの旗艦店をイメージして作られたという店内は ゴージャスなんですが、気取りすぎず落ち着く雰囲気。いつかパリのお店にも行きたい！

ずっとイギリスやロンドンが大好きで、いい思い出のないパリはあまり……だった私ですが、ここ最近はすっかりパリ寄りに。麻三子さんがYouTubeや本で教えてくれるパリ、この企画の編集担当でもある幸山さんも大のパリ好きで、おしゃべりのところどころにパリが出てきます。そして、この夏のパリオリンピック。恒例のお誕生日ケーキもついにパリがモチーフになりました。 もうひとつ、私のパリへの興味がぐっと増すきっかけになったのが、今回ご紹介する「ルノートル」です。 ルノートルはフランスで1957年にガストン・ルノートルさんが始めたフランス菓子のお店。ガストンさんは”ムース”なども生み出したと言われる方で、現代フランス菓子の父と呼ばれているそうです。日本には2019年に再上陸し、以来フールセックやチョコレート、クリスマスにケーキ……などいただいてきましたが、何度食べても思わず「おいしい……!」とため息が出てしまうのが、フィナンシエです。​ 持ったときのしっかりとした重み、カリッとエッジの効いた縁どり。食べる前から感じるバターのいい香り。中はしっとりしていて、香ばしさがフワッと口の中に広がります。他にもおいしいフィナンシエはあるのに、ここまで惹かれる理由はなんだろうと思い、いろいろお伺いしたところ、なんと通常のアーモンドパウダーに加えて、ヘーゼルナッツパウダーも入っているんだそう。それはもう完全に好み! フィナンシエはプレーンはもちろんですが、季節限定も見逃せません。11月までは洋ナシとマロングラッセのペーストが入った「フィナンシエ・ポワール・マロン」で、たっぷりの滑らかなマロンペースト、火が通って甘さが凝縮された洋ナシのコンビネーションが絶妙。この味も忘れられなくて、期間中にお店に通いました。12月からは「カカオノワゼット」というチョコレートとヘーゼルナッツのフィナンシェが登場しています。こちらも早く食べに行かねば! フィナンシエは、お店併設のキッチンで焼いているので、出来立てをサロンでぜひ。持ち帰りにしたときは、ぜひ少しリベイクしてからいただいてくださいね。私はレンジで瞬間チンして、グリルでほんの少しカリッとが好きです。 最後にもうひとつだけ。私の大好きなカスタードクリームがたっぷりと使われたミルフィーユも!　 カスタードを心ゆくまで楽しめるサイズ感。たっぷりなのに、キレがのよい甘さで最後まで美味しくいただけます。サックサクのパイと滑らかなクリームの組み合わせはサロンでいただくもよし、連れて帰ってご自宅で楽しむもよし! 実は今年のクリスマスケーキもルノートルを予約済み♡　これからもブログにフィナンシェを始め、クリスマスケーキなどルノートルのおやつが登場すると思いますので、お楽しみに!  SHOP INFORMATION　 ルノートル 麻布台ヒルズ店住所:東京都港区麻布台1-2-3 麻布台ヒルズ レジデンスA 1階 電話番号:03-5544-8215　 営業時間:11:00～20:00　*麻布台ヒルズの営業時間に準ずる。　 撮影/須藤敬一 ヘア＆メイク/陶山恵実（ROI） 構成・文/幸山梨奈