「スコアを追求したらこうなった」、コリン・モリカワの最新セッティング。ウッドはシャローヘッド、アイアンは距離に合わせてモデル変化
少し前になるが、今季開幕戦ザ・セントリーでのコリン・モリカワのセッティング。契約するテーラーメイドの新旧クラブを多数組み合わせているのが特徴で、「スコアメークを追求したら、こうなった」とはコリン本人の言葉。 コリン・モリカワの最新クラブセッティングはこちら
ドライバーをSIMからQi10 MAXに替えて開幕戦に挑み、結果は5位タイだった。3モデルあるQi10の中で最もやさしいMAXを選んだことについて本人は、「ずっと使ってきたSIMに似ているんだ。僕がドライバーで大事にしているのは、フェースの真ん中で打ちやすいこと。MAXはヘッド後方が大きくなっている効果で、SIMのようにヘッドがシャローに見えて、実際にシャローなフェースの真ん中に打点が集まってくれた。僕も驚いたし、スタッフのみんなもびっくり」 「距離はSIMと同等か少し前へ行く感じだけど、打点位置が安定しているので平均飛距離は伸びていくはず。これからの試合でさらに検証しながら決めていくことになりそう。ただし、SIMから球の高さには変化がなく、それは自分にマッチしているということ」
その後、自身2戦目となるファーマーズインシュランス・オープンの練習日には、MAXではなくQi10のロフト8度をネック調整で9.5度に寝かせたドライバーをテスト。さらに、Qi10 LSの9度を9.75度に寝かせたドライバーでもプレーしている。今回のQi10シリーズのドライバーは、性能は違えどヘッド形状にディープなモノがないという点で、コリンにとっての選択肢が広がっているのかもしれない。長く愛用していたSIMの後釜だけに、どのモデルがエースドライバーになるのか興味深い。
アイアンはコリン独自のコンボセッティング。昨年のZOZOチャンピオンシップは、P770、P7MC、P730の3モデルだったが、今回は、P790の3Iが加わり4モデルコンボになった。 「(180ヤード以内の)7Iより下の番手は、ピンを狙うクラブなのでヘッドは小ぶりなほど集中力が高まる。だからMBタイプのP730」