「スコアを追求したらこうなった」、コリン・モリカワの最新セッティング。ウッドはシャローヘッド、アイアンは距離に合わせてモデル変化
「5Iと6Iのゾーンになると、ウェッジやスコアリングクラブほどの精度はなくなる。本当はすごくピンに寄ってほしいけども、方向性に関してはそこまでシビアに考えていない。それよりもこのゾーンは、前後距離のブレ幅をいかに小さくするかが重要。仮にMBだと打ち損じで12ヤードぐらいショートするけど、MCなら5ヤードくらいに抑えられる。その違いがバンカーやハザードにつかまる、つかまらないの結果に直結するから、MCがいいんだ」 「4Iは、210~225ヤードの距離になるので、狙いがグリーンの右サイド・センター・左サイドと大雑把になっていく。オフセンターヒットの率も増え、バラつきが小さいほどスコアになるのでP770。3IはさらにミスをカバーしてくれるP790という選択」 「ヘッドがさまざまだと違和感が出るのでは? と聞かれるけど、コンボアイアンは僕にとってアドバンテージしかないよ」。(撮影時の)練習日は15本で、何を抜くのかは、試合(コースや気候)に合わせて変えるのだという。
ここまでの細かな組み合わせは、契約プロだからこそできるのだろうが、特定のモデルを無理に打ちこなそうとせずに、自分のゴルフと距離に合わせてクラブを選ぶコリン流、多くのゴルファーにも参考になる考えだ。
新旧テーラーメイドで組み合わせ 1W/Qi10 MAX(7度)・ディアマナGT(50TX) 3W/SIMフェアウェイウッド(14.75度)・ディアマナD+LTD(80TX) 5W/Qi10フェアウェイウッド(18度)・ディアマナD+LTD(80TX) 3I/P790(19度)・DG MID115(X100) 4I/P770(22.5度)・DG MID115(X100) 5I・6I/P7MC(26度・30度)・DGツアーイシュー(X100) 7I~PW/P730・DGツアーイシュー(X100) AW・SW/MG4ウェッジ(50度・56度)・DGツアーイシュー(S400) LW/MG4 TWモデルウェッジ(60度)・DGツアーイシュー(S400) PT/TPコレクション ハイドロブラストSOTO(3度)・ディアマナP135(1.0) BALL/TP5x ※スペックは編集部調べ (1月のザ・セントリー時点)※1Wはネック調整でロフト9度→7度、3Wは14度→14.75度 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月13日号より(PHOTO/Blue Sky Photos) ※2024年2月10日16時17分、一部加筆修正しました。
週刊ゴルフダイジェスト