ヤクルト・高梨裕稔、500万円減の年俸3000万円でサイン 2年ぶり勝利も「1勝じゃ全然満足いく結果ではない」
ヤクルト・高梨裕稔投手(33)が9日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円減の来季年俸3000万円(推定)でサインした。今季は後半戦に1軍に昇格し8試合に登板。2年ぶりの勝利を含む1勝4敗、防御率4・14に「(球団から)もっとできると思う、と言ってもらったので、その期待にしっかり応えられるようにこのオフからやっていきたい」と誓った。 前半戦は1軍から声がかからず「どちらかといえば、やっぱり苦しい一年だった。でも、1軍に呼ばれるまでいい状態をキープして、呼んでもらえたときにしっかりいい投球をするんだって常に思っていたので、それが後半、先発としてできたと思う。本当に1年間投げないといけないと思いますし、1年間投げさせたいと思わせるぐらいにならなきゃいけないなとは改めて思った」と明かした。 来季の目標を記す色紙には「勝」と書き込み「チームの勝ちは大前提にある中で、個人としても今年、2年ぶりに勝ちましたけど、1勝じゃ全然満足いく結果ではない。1軍でチームを勝たせられるように、そして自分も勝てるように、勝ちに貪欲にやっていきたい」と語り、日本ハム時代の2016年以来となる2桁勝利にも「そこを目標にしていかないといけないと思う。しっかりそういうところは目標にしながら、一年間投げていけたら」と意欲を見せた。