広島・鈴木球団本部長、プロテクトリストは「去年と同じになるんじゃないのか」西川に続き九里がオリックスにFA移籍
広島・鈴木清明球団本部長(70)が12日、マツダスタジアムで取材に応じ、海外フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスへの移籍が決まった九里亜蓮投手(33)に言及。2年続けて同じ球団への流出に思わず苦笑いを浮かべた。 【写真】昨年、人的補償としてオリックスから広島移籍した日高暖己 「(人的補償を求めるか否かはプロテクト)リストを見てから。(リストは)去年と同じになるんじゃないのか」 昨年は主力外野手の西川龍馬外野手(30)がオリックスへFA移籍し、人的補償として当時19歳右腕の日高暖己投手を獲得した。九里は今季推定年俸1億4000万円で人的、金銭補償が必要なBランクとみられる。今後は契約締結公示から2週間以内にオリックスから28人のプロテクトリストを受け取り、人的プラス金銭補償(九里の旧年俸40%)か、金銭補償(同60%)を求めるか判断する。 松田元オーナー(73)も九里から移籍の報告を受けたことを明らかにした。「常にチャレンジしたい気持ちを持っている選手。1つ枠が空くので競争してくれればいい」とエールを送るとともに〝ポスト九里〟の台頭を期待した。(柏村翔)