“エイリアン”擁するフランス代表が白星発進…強力ツインタワーを中心にブラジル撃破
7月28日(現地時間27日)、パリ2024オリンピック男子バスケットボールのグループB第1戦がスタッド・ピエール・モーロワ(リール)にて開催され、開催国のフランス代表(FIBAランキング9位)がブラジル代表(同12位)に78-66で勝利した。 試合の立ち上がりは、世界最終予選(OQT)を勝ち上がってきたブラジル代表が、B1アルバルク東京に所属するレオナルド・メインデルの3ポイントなどで勢いに乗り15-23とリードを奪い、第2クォーターに入ると一時12点差まで拡大。しかし、大会登録身長222センチ(NBA公称224センチ)のビクター・ウェンバンヤマと、同216センチのルディ・ゴベアを擁するフランス代表は、世界トップクラスの“ツインタワー”が攻守両面で徐々に影響力を見せ始め、39-36と逆転して後半へ。 ハーフタイム明けの第3クォーターは、一進一退の攻防が続く中、フランス代表のツインタワーがブロックショットを連発。フランス代表は2桁点差を持って最終第4クォーターに突入し、一時4点差まで詰め寄られたものの、フランク・ニリキナやニコラ・バトゥームの連続得点で粘るブラジル代表を振り切った。 規格外の体格とプレーぶりから“エイリアン”とも称されるウェンバンヤマは、約31分のプレータイムでチーム最多タイとなる19得点9リバウンド4スティール3ブロックを記録。ゴベアは7得点3リバウンド2ブロック、バトゥームが3本の3ポイントを含む19得点を挙げた。 敗れたブラジルは、日本のBリーグでも活躍しているメインデルが3ポイント6本中3本を決め14得点、2024-25シーズンから仙台89ERSへの加入が決まっているクリスティアーノ・フェリーシオも14得点6リバウンドと、Bリーグ勢がチーム最多タイのスコアをマークした。 これでグループBは全4チームが第1戦を終え、ドイツ代表(同3位)とフランス代表(同9位)が1勝0敗、ブラジル代表(同12位)と日本代表(同26位)が0勝1敗という戦績に。 初戦を逆転勝利で飾ったフランス代表は、30日の第2戦でトム・ホーバスヘッドコーチ率いる日本代表、8月2日の第3戦で日本に勝利しているドイツ代表と対戦。対するブラジル代表は、第2戦でドイツ代表、第3戦で日本代表と対戦する。 ■試合結果 <パリ五輪予選グループB第1戦> フランス - ブラジル FRA|15|24|18|21|=78 BRA|23|13| 9|21|=66 ■グループB順位表 1位 1勝0敗+20 ドイツ 2位 1勝0敗+12 フランス 3位 0勝1敗-12 ブラジル 4位 0勝1敗-20 日本
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