両陛下、海づくり大会で大分ご訪問 種苗施設などご覧に
天皇、皇后両陛下は9日、全国豊かな海づくり大会臨席などのため、大分県に入られた。1泊2日の日程で滞在し、10日の式典や海上歓迎行事などに臨まれる。 9日は、国東市の県種苗生産施設を訪れ、マコガレイの稚魚を飼育する水槽を見学された。両陛下は水槽をのぞき込み、餌をお与えに。天皇陛下は説明者に、「マコガレイを大きくする上で、病気に苦労されているんじゃないですか」と疾病対策についてご質問。また、県内の若手漁業者らから漁法などについて聞き、皇后さまは「代々継がれているのですか」と担い手の状況について尋ねられていた。 夕方には宿泊先の大分市のホテルで、大会にあわせて制作された絵画や習字をご覧に。作品を手がけた小中学生らと目線を合わせ、交流された。