ソフトクリエイト、企業向け生成AIサービス「Safe AI Gateway」に画像認識機能を追加
株式会社ソフトクリエイトは6日、企業・団体向け生成AIサービス「Safe AI Gateway」に、画像からテキストを生成させる機能(マルチモーダルAI)を搭載したと発表した。同日より提供される新版「Safe AI Gateway ver.3.4」より、標準機能として提供開始している。 【画像】画像からテキストを生成させる機能の利用イメージ。画像を識別し、対処方法を確認する(左)、デザインへのフィードバック(右) Safe AI Gatewayは、企業が生成AIを「安全・簡単」に利用できるように開発されたサービス。MicrosoftのAzure OpenAI Serviceを基盤に採用し、独自のインターフェイスを通じて、ChatGPTをはじめとする最先端の生成AI技術を、情報漏えいやセキュリティのリスクを心配することなく容易に導入し、活用することを可能にするという。 今回追加された新機能では、ユーザーがアップロードした画像ファイル(PNG、JPEG)から、物体、シーン、テキストなどを特定し、画像に関連する質問の回答を生成可能になった。この新機能により、従来のテキストデータに加えて、画像データからも迅速に回答を得られるようになったとのこと。 例えば、物体の名称や状態が分からず、Web検索が難しいものでもAIが物体を検出し回答できるほか、プレゼン資料やチラシなどの改善点を具体的に挙げたり、画像のグラフを読み取って、傾向やサマリなどを解凍したり、といったことが可能になるとしている。
クラウド Watch,石井 一志