【アウェーで今季8敗目。4位後退の鹿島が進むべき道(1)】「大胆さが欠けている」と鈴木優磨。「5バックで構えられた相手に手こずっている」と濃野……丸裸にされた鹿島の攻撃打開策は?
パリ五輪のJ1中断期間明け以降、サガン鳥栖に勝ち、ジュビロ磐田に負け、浦和レッズに引き分けと、リーグ戦で停滞中の鹿島アントラーズ。8月21日の天皇杯では2大会連続で下剋上を食らったヴァンフォーレ甲府を2-1でねじ伏せ、チーム全体に勢いがついた状態で25日のJ1・東京ヴェルディ戦に向かえたはずだった。 ■【動画】サポーターも祈る……東京V戦の終盤での鹿島FW鈴木優磨の得点場面!■ しかしながら、主力固定傾向の強い彼らは連戦が続くとパフォーマンスが低下しがちだ。今回もそうで、5バックで強固な守備ブロックを形成してきた相手に苦戦。前半は0-0で折り返したものの、後半18分と30分にスピードと打開力に秀でる山見大登に2点を決められ、1-2で敗れるという想定外の展開を余儀なくされたのだ。 1失点目は綱島悠斗の大胆なドリブルでの持ち上がり、関川郁万と安西幸輝の間に巧みに侵入した山見のポジショニングのうまさが組み合わって生まれたゴール。相手側を褒めるべき一撃だったが、問題は2失点目だ。 飲水タイム直後で相手GKマテウスのロングキックから試合が再開。植田直通が競り、キープしようとした柴崎岳の背後から齋藤功佑が飛び出してきてボールを奪取。そのままフィニッシュに持ち込み、早川友基が左手で弾いたところを山見に詰めるという形だった。 「自分たちはそうしようと思ってやったわけじゃないけど、結果、そうなってしまった」と柴崎は反省。濃野も「明らかに足が重かったし、反応は相手の方が上回っていた」とチーム全体が疲労困憊だったことを認めていた。数々のタイトルを手にしてきた常勝軍団はこういうスキを突いて勝利をモノにしてきたチーム。その強みを取り戻さない限り、リーグ制覇は難しいと言わざるを得ない。
■濃野公人「特に5バックの相手には」
加えて言うと、今の鹿島は引いて構えて来る相手を攻略しきれていない。それは同じ5バックで対峙してきた甲府戦でも見て取れる課題だった。 「甲府の時も今日も、構えてくる相手、特に5バックの相手には結構手こずってる印象がありますね。ショートカウンターを食らう回数も結構多かったし、自分たちが攻撃でポジションを崩していっている中で、スキを突かれた部分もあったと思います。 その形で功を奏して連勝していた時期もあったので、全てが悪いかって言うと、そうじゃないとは思いますけど、攻めてる時のリスク管理とか攻め込んだ時の終わり方は改善の必要がありますね」 今季前半の重要な得点源になっていた濃野もこう話して表情を曇らせたが、彼や安西幸輝が上がった背後を狙われるシーンは夏場以降、明確に増えている。彼らが上がるパターンを計算して複数マークをつけてきたり、エース・鈴木優磨をフリーにさせないように中央の守りを厚くするという対策を講じてくる相手も多くなった印象だ。 そこでチャヴリッチがいれば、後半から攻撃のギアアップ、決定力引き上げが可能なのだが、彼の復帰は9月下旬になるという。その間に新戦力の田川亨介やターレス・ブレーネルがフィットしてくれればいいが、そうしない限り、攻撃の手詰まり感はなかなか打開できそうにないのが現状だ。
【関連記事】
- ■(この記事の続きを読む)【アウェーで今季8敗目。4位後退の鹿島が進むべき道(2)】「特効薬はないので、新戦力が早くチームに馴染むことを…」と話すキャプテン・柴崎岳。今こそ求められるチームの一体感と結束力
- ■「奥さん美人すぎる」「めちゃくちゃ可愛い」J1川崎MF橘田健人の祝福に駆け付けた「美人妻」にファンざわめく!「奥様めっちゃキレイなお方ですね…!」と注目集まる【人気記事】
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿