インテル、主将ラウタロ弾で昇格組ヴェネツィア撃破!…次節は首位ナポリとの直接対決へ
セリエA第11節が3日に行われ、インテルとヴェネツィアが対戦した。 昨シーズンのセリエAを圧倒的な強さで制したインテルは、ここまで10試合を消化し6勝3分1敗で勝ち点「21」を獲得。ナポリに次ぐ2位につけているものの、すでに13失点を喫するなど安定した戦いを見せているとは言い難い。ユヴェントスとのイタリアダービーとなった前々節は4-4の引き分けに終わったものの、前節はエンポリに3-0で完勝。今節は昇格組のヴェネツィアを破り、次節に控えるナポリとの直接対決へ弾みをつけたいところだ。 立ち上がりから主導権を握ったインテルは6分、フェデリコ・ディマルコが左から上げたクロスをデンゼル・ダンフリースが頭で落とし、最後はラウタロ・マルティネスがフィニッシュ。強烈なシュートは枠の左へ外れたが、その後もボール保持率を高め、ラウタロとマルクス・テュラムにボールを集めて相手を押し込んでいく。17分には高い位置を取ったアレッサンドロ・バストーニが強烈なミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。 33分、バンジャマン・パヴァールが相手DFラインの背後へ浮き玉を送ると、これに反応したテュラムが巧みな胸トラップからシュートに持ち込んだが枠を捉えることができず。その直後にはラウタロとのワンツーで右サイドを突破したダンフリースのグラウンダーのクロスにヘンリク・ムヒタリアンがダイレクトで合わせるも、今度はGKフィリップ・スタンコビッチのセーブに阻まれた。 対するヴェネツィアは41分、最終ラインから持ち上がったジェイ・イツェスが左からクロスを上げ、ガエターノ・オリスタニオが至近距離からシュートを放ったが、GKヤン・ゾマーのスーパーセーブに阻まれ先制ならず。前半はこのままスコアレスで折り返した。 後半開始早々の51分、ラウタロのポストプレーからムヒタリアン、バストーニと繋いで左を駆け上がったディマルコへ展開。マイナスへの低い折り返しにムヒタリアンが合わせてネットを揺らしたが、オフサイドがあったとして得点は取り消しに。その直後、ヴェネツィアは左からのクロスにヨエル・ポーヤンパロがダイレクトで合わせたものの、GKゾマーが再び驚異的な反応を見せた。 65分、インテルはテュラムのポストプレーを起点にピオトル・ジエリンスキを経由して左サイドのディマルコへ展開。ゴール前に鋭いクロスが送られると、ファーサイドで待ち構えていたラウタロがダイビングヘッドでネットを揺らし、先制に成功した。リードを奪ったインテルは選手を入れ替えつつ、その後も優位に試合を進める。 79分、ムヒタリアンがボックス内から上げたクロスにテュラムが合わせ、GKが弾いたこぼれ球を途中出場のメフディ・タレミが狙うが相手DFがブロック。88分にはこちらも途中出場のハカン・チャルハノールがボックス手前から強烈なシュートを放ったが、GKスタンコヴィッチの好セーブに阻まれた。90+8分、ヴェネツィアは左からのクロスをマリン・シュヴェルコが体ごと押し込みネットを揺らしたが、ハンドの判定で得点は認められず。試合はこのまま1-0で終了した。 次節、インテルは10日にナポリと、ヴェネツィアは9日にパルマといずれもホームで対戦する。 【スコア】 インテル 1-0 ヴェネツィア 【得点者】 1-0 65分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
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