「獲っておいて損はない」FA締め切り迫る中、中日"強打の三塁手"は日本一軍団に合流あるか 球界OBが着目する「獲得のメリット」
FA権行使の締め切りが13日と迫る中、ひそかに去就が注目されているのは3年連続最下位に沈む中日で強打の三塁手として知られる高橋周平にもある。 【動画】中日・高橋周平が節目の1000試合出場を達成したシーン 高橋は今季キャンプ二軍スタートながら、オープン戦で結果を残し、ヤクルトとの開幕戦に「3番・三塁」でスタメン出場。シーズン開幕となった試合でいきなり2本の適時打をマークし、存在感を示した。 開幕後も好調な打撃で一時は首位に立ったチームを盛り立てていたが、4月中にプレー中の負傷で登録抹消。その後、再登録されてからも7月は打率「.325」と存在感を示した。 今季は60試合に出場、打率「.260」、2本塁打、16打点。また神奈川出身の高橋をめぐって、日本一に輝いたDeNAが獲得調査を進めていると報じられている。 高橋の去就については球界内からも様々な考察の声が上がっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は11月11日に自身のYouTubeチャンネルに「【大型補強参戦へ】どの選手を補強するべき?高橋周平はどうする?日本一の横浜DeNAベイスターズが大型補強参戦について語ります。」と題した動画を更新。日本一に輝いたDeNAの今オフの補強戦略について独自の見解を語っている。 動画内ではFAとなった中日の絶対守護神、ライデル・マルティネス、昨年まで在籍したトレバー・バウアーとともに高橋周平獲得のメリットについて語っている。 高橋に関しては現在、三塁を守る宮崎敏郎も年齢的な問題もあり、定期的な休養が必要となる中で「宮崎の後釜とか併用」とリスク管理の意味でも大事な補強になると見る。 高橋の三塁手として安定した守備も知られていることで「守備はもう任せられるし、ファーストもできるし」としながら、「獲っておいて損はない」と獲得が叶えばウィンウィンの補強になるとした。 高橋自身にとっても「バッティングのスタイルから言えば打つ選手だから、(球場は)狭いほうがいい、やりやすいと思うよ」と本拠地が替わることで打撃面の上積みも図れるとした。 高橋が節目の1000試合出場を果たしたのも、今季4月10日のDeNA戦、横浜スタジアムの試合においてのことだった。果たしてバットコントロールのたくみさも知られる背番号3がハマの強力打線に加わる日は来るのか。今後の動向が注目される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]