【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLX125に特製自作パーツを組み付けてミニアドベンチャー化を実現!」
8mm径のステンレス棒でホルダーを制作
ホルダーの製作にあたっては、部材である8mm径のステンレス棒を私があらかじめ調達して狩野溶接まで届け、後日KLXに乗って工房にうかがい、現物合わせで製作作業に取り掛かることにしました。 狩野さんのイーハトーブの場合は、先に製作した自作キャリアからステーを伸ばしてホルダーを保持するように作られていました。KLXで取り付けるとしたら、右側にはマフラーがあるため、左後部になるでしょう。 どこかステーを生やせるようなところはないかな?と思いつつサイドカバーを外してみると、ヘルメットホルダーの上あたりにねじ止めできそうなステーがあるじゃありませんか! その部分と、リヤキャリアを取り付けている付近のもう一箇所で斜めにステーを配置して、ホルダーの位置を決めようということになりました。 8mmの細い棒で大丈夫なのかな?と素人目に少々心配になったのですが、ステンレスの8mm棒は思いのほか頑丈で、製作が進むにつれて強固なホルダーになっていきます。剛性感がかなり増したのが、ちょっとばかり意外でした。 燃料タンクを包むバンド部分にロック機構を付ける際には、クッション材を挟んだ状態で強めにタンクを挟み込むよう、ロック部の溶接前に何度も位置調整をしてから点付けの溶接。丈夫です。 出来上がったホルダーに燃料タンクを装着。パッと見ると何故か「NOS」を思い出します。まったくNOSなど積んでいませんが、微妙に特別感が出てきて遠くまで走るマシンといった雰囲気が少し増して嬉しくなってきました。ともかく、これで燃料の件は安心できそうです。 (※編集部から:NOS=Nitrous Oxide Systemで、亜酸化窒素のこと。エンジンにN2Oを追加供給してパワーアップを狙うシステム) ■脱着も考えて、タンクの位置を確認しています。そろそろバンドを付けましょうか。 ■バンドの仮留めでTIG溶接のアークが飛ぶ。 ■バンドの位置はこれで良さそう。クッション材を挟んでタンクを納めてみます。良い! ■ステーの取り付け部分を再度確認してみます。 ■車体から外して各部の本溶接にかかります。バンド部分はもとより、接合部の強度はここで一気に頑丈になります。 ■作業台上での完成図。かなり頑丈にできあがりました! ■溶接の熱が冷めるのを待ち、クッション材をバンド内側に仮の状態で貼り付けます。 ■車体に取り付け、追加のクッション材から先に貼り付けたところ。
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