【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLX125に特製自作パーツを組み付けてミニアドベンチャー化を実現!」
1Lの予備燃料タンクがあれば、計算上は大丈夫なはず
さて、日頃溶接でお世話になっている狩野溶接でありますが、そちらの代表である狩野敏也氏は昔からのバイク大好き人間。所有する数台の中の一台イーハトーブにも各種改良を加え、渓流釣りや山散策に振った部品を自作して組み付け、バイクライフを楽しんでいるという御仁です。 氏のイーハトーブにいつの間にかガソリン携行タンク用の洒落たホルダーが付けられていたのに目を付けていた私。上記松野四万十の取材にあたって、私もぜひその携行タンク用のホルダーの製作をお願いしたいと考え、ご多忙な日々の合間にKLX用のタンクホルダーを製作していただきました。 KLX125は平地の舗装路では45km/Lほども走れるのですが、急傾斜の林道や空転率の高い赤土ぬかるみセクションでは流石に燃費も落ちるでしょう。とはいえ最悪想定でも35km/Lは走れるはずなので、レースルートで一番きつく長丁場の林道の入り口でガソリンが足りなくなったとしても、この携行タンクから1Lのガソリンを補給すれば、給油の可能な地点まで戻ってくることができるはず。 最もハードなクラスでは、いちど通った林道をラストにもういちど回るという激しさで、全部で5つの林道をつなぐコースになっています。そのあたりのコースによる撮影の段取りや、レース展開次第でどのあたりの集団を狙うかで、KLXの走行ペースのコントロールもしながらレース場面を撮らなくてはなりません。 人間離れしたトップグループを先行しながら撮ろうとしたら、こちらもペースアップして先回りしなければ彼らを前から撮影することができません。(レース中の重要林道セクションでは一般車は封鎖状態になっています) そんな理由もあって、レース中にはKLXの燃料の心配を極力減らしたいと願っていました。 ■何やら、丁度使えそうな位置にプレートがあり6mm径の穴が空いています。ここを使います。 ■ステー取り付け部となる板材をボルト留めして、8mm材との接続に備えるところ。 ■サイドカバー下端までの逃げのため、棒材を下に向けて点付けで仮留め。 ■キャリア取り付け部からもプレートを出して、先に仮留めした棒材との接続を試してみます。サイドカバーをいったん取り付けて干渉の具合も同時にチェックしているところですね。 ■再びサイドカバーを外し、斜め部分を並行に2本並べてホルダーを付ける部分を構成。下側はこの位置ならサイドカバーに干渉せずにホルダーを下まで持っていけると判断。 ■ボトルの下側を支えるステーも棒材で構成。燃料ボトルがスコッとハマった終点がここ。 ■余った部分はこの段階でサクサク切り落としてしまいます。 ■ヘルメットホルダーの位置から、どんな感じでステーが構成されたか分かりますか? ■ホルダー以外のステーの全体像が、こんな感じです。これに肉盛りしたり削ったり、ですね。
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