耳元で「穴に落としてやるぞ」。俳優・原田龍二が沖縄で恐怖の心霊体験!
耳元で「穴に落としてやるぞ」と脅された
管理棟の入り口に到着すると「原田さんは来ないほうがいいです」って阿部さんに止められました。それだけ、危険を感じるものがあったようです。だから、まずは2人だけ管理棟のなかに入ることにしたんです。 10分くらい経って、末吉さんと阿部さんが戻りました。切羽詰まったような表情で「1歩入ったら、どうなるかわかりませんよ」って忠告されたんです。 聞くと、管理棟は3つの部屋に分かれていて、奥の部屋まではなかなか進むことができなかったと。理由は、なかにいるひとりひとりの霊体の念が強すぎるからという話でした。
一方の阿部さんはというと、まったく身動きが取れなかったと。それは、阿部さんに霊体がぴたっとくっついていたからだそうで……。 管理棟のなかはあらゆるところにパイプが設置されていて、床には何かを保管するようなコンクリートの深い穴が、大小たくさん空いてたらしいんです。 どうやら、阿部さんにくっついていたその霊は阿部さんの耳元で、「いつでも穴に落としてやるぞ」と脅してきたそうです。
不謹慎だけど「僕はどうなってもいい」
僕は心霊スポットに行くと、必ず「1人検証」をやるんです。1人だけで行って何が起きるかを検証するというのが、企画の醍醐味なので。でも、さすがに「1人検証はやめてください」と阿部さんに釘を刺されました。 ただ、やっぱり行かないわけにはいかないじゃないですか。「じゃあ、やめます」とは言えない。1人が無理なら、末吉さんと阿部さんと一緒でもいいからなかに入りたい、と懇願したんです。 そしたら末吉さんに「どうなっても知りませんよ」と覚悟を問われました。不謹慎ですけど、僕としたらどうなってもいいっていう気持ちでいつも臨んでるんで、その状況は願ったり叶ったりというか……。 結局、末吉さんを先頭に、僕、阿部さん、カメラマンの順でなかに入りました。
体に起きた異変。溢れ出したある感情
なかに入ると「霊体が増えてる」って阿部さんが言うんですよ。霊の数が増えるって普通は、ないことらしいんです。それくらい、誰かに話を聞いてほしい霊が集まっていたってことみたいなんですけどね。 それで、4人で2つ目の部屋まで進みました。なかは、コンクリートの打ちっぱなしの本当に無機質な部屋でした。 僕はもちろん、いちばん奥の部屋まで行きたいんだけど、末吉さんが待ってほしいと。霊体に挨拶する時間を5分くださいと言われました。 だから、僕はいちばん奥の部屋に入った末吉さんの背中を撮影する形で、待っていたんです。そしたら……