耳元で「穴に落としてやるぞ」。俳優・原田龍二が沖縄で恐怖の心霊体験!
暑気払いに、背筋がヒヤッと凍るお話をお届けする本企画が帰ってきた! 俳優の原田龍二さんが訪れた心霊スポットから、今年は2つのエピソードを厳選し、お届け。 ▶︎すべての写真を見る
トップバッターは原田さんが「唯一無二」と振り返る、沖縄のリゾートホテルの廃墟で起きたゾッとする心霊体験から。
名護市にあるリゾートホテルの廃墟へ
今年2月、沖縄に行ったときの話です。 名護市にある有名な心霊スポットのひとつに、'90年代に廃業したリゾートホテルがあるんですが、そこで味わった唯一無二の心霊体験をお話しますね。 僕の心霊スポットめぐりに常に付き添ってくれる降魔師の阿部吉宏さんのほかに、今回は沖縄で先祖代々「祝女(ノロ)」を生業にしてる、末吉さんという女性も同行してくれました。 末吉さんと阿部さん、それから僕とスタッフ数名でホテルに向かう道中、ホテルの管理棟で自死した人がいるという話を聞かされたんです。 心霊スポットにはよく「死んだ人がいるらしい」というおぼろげな話が付いて回りますが、ここは「首を吊って自死をした人がいる」というはっきりとした情報があると。 車で現場に着くと、コンクリートでできた1階建ての管理棟がありました。壁のあらゆるところにスプレーで落書きされていて、僕らの背丈を超えるくらいの雑草に囲まれていて、まさに廃墟という雰囲気でした。
祝女と降魔師が口をそろえて「行きたくない」
建物に近づいていくと、明らかに阿部さんと末吉さんの様子がおかしくなったんです。阿部さんなんて「怖い。行きたくない」って言い出して……。そんなこと、普段言わない人なんですけどね。 どうやら、建物の前に大きな男性の顔がふわ~って浮いてるのが見えたそうです。阿部さんは、とにかく「怖い」と連呼していて、末吉さんも「本当に行くんですか?」って渋っていました。 とんでもない現場に来てしまったなと思いましたね。
とりあえず、「近づけるところまで行こう」ということになり、管理棟に向かって歩き始めると、僕にも男性のうめき声が聞こえてきたんです。 阿部さんと末吉さんは、僕よりもはるかに多くの声が聞こえてたみたいですが、声の一部はYouTubeにも残っています。