「想像していた感じのサッカーではない」適応に苦しみ心無い批判も…鎌田大地が取材記者に打ち明けた“本音”。指揮官は同じでもフランクフルト時代とは「全然違う」【現地発】
パレスは「去年見ていたような感じのサッカーではない」
プレミアリーグに参戦が決まってから、約半年が経過。開幕から数えると、およそ4か月間が経っている。だが現時点で鎌田は真価を発揮できておらず、気の早いパレスサポーターからは「使えない」という心無いコメントも聞かれてくる。その一方で、「慣れないポジションで起用されている」「まだ判断するのは時期尚早」という擁護派の声も少なくないことも、公平を期すために書き加えておく。 とはいえ本人も、新天地での挑戦がプラン通りに進んでいないと感じているようで、それは彼が真摯に応じてくれる囲み取材からのコメントからも読み取れる。昨季よりもチームがフィジカル頼みのサッカーをしていることが要因で、適応が「難しい」と口にすることが多いのも確かだ。 アーセナル戦後、守備で貢献している点を記者に触れられると、28歳は次のように話している。 「うーん…守備…そうですね、自分が入る前に想像していた感じのサッカーではないし、去年見ていたような感じのサッカーではない。もちろん選手も数人抜けたりとか、 自分たちが残留争い、今年の最初立ち上がりがうまくいかなかったんで、勝点を積み上げないといけないとか(そういう事情はあった)」 「フランクフルトでやっていたサッカーが、今の監督でやりたいことは一緒だろうけど、(実際に)やっているサッカーは全然違うし。でも、プレミアの最初に比べると、やっぱり守備の部分、自分が狙ってるタイミングでボールを取れたりとか、良くなってきている部分もあるとは思うんで。学べるところもいっぱいあると思うし、しっかりやっていくだけかなと思います」 この言葉どおり、昨季のパレスはグラスナー監督のもと、プレッシングサッカーをベースにしたショートカウンターでチームの順位を引き上げていくことに成功している。そんなチームに、今夏に指揮官たっての希望で迎え入れた選手が鎌田だった。 昨シーズンと同様のサッカーであれば、18番の強みを有効活用できるはずなのだが、しかしながら、今季はフィジカルで“ゴリゴリ”のサッカーを最優先している。ブライトン戦後、「ほんとにすごくフィジカルサッカーしてるなっていう感じはありますね」と呟いていたのもそのせいだろう。 そのため現状では、パスを多用したコンビネーションプレーから相手の守備を崩していくタイプの彼の存在は「宝の持ち腐れ」になってしまっている。
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