自民党が第88回党大会(全文2完)農林水産物の輸出大きく伸ばしたい
自由民主党は21日午後、東京都内のホテルで第88回党大会を開いた。 ※来賓挨拶(山口那津男・公明党代表、古賀信行・日本経済団体連合会審議員会議長)、二階俊博幹事長による党務報告、小野寺五典・運動方針案起草委員長による運動方針案発表、菅義偉総裁演説のみ書き起こしております。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「自民党が第88回党大会 菅首相らが登壇(2021年3月21日)」に対応しております。 【動画】自民党が第88回党大会 菅首相らが登壇(2021年3月21日) ◇ ◇
新型コロナを1日も早く収束
<00:55:49~> 司会1:それではこれより菅総裁の思いを全国の皆さまにお伝えいただきます。 菅:自由民主党総裁の菅義偉であります。会場にご出席の皆さま、そして今、全国からリモートでご参加の党員・党友の皆さま、日頃より党勢拡大のために大変なご努力をいただいておりますことに、心より御礼申し上げます。ありがとうございます。 新型コロナで厳しい中にあっても、昨年は5万人の方々に新たに党員として加わっていただきました。ありがとうございます。また数々の地方選挙においてはネット中継やSNSを活用して勝利に向けた新しい試みを挑戦し、成果を上げていただいております。皆さんのご尽力に深く感謝をいたします。本日は友党であります公明党の山口代表にお越しをいただきました。国民の声をしっかり吸い上げ、政府にも届けていただいております。これから自公結束の下に政治を前に進めてまいりたいと思います。また、経団連からは古賀議長から力強いごあいさつをいただきました。ありがとうございます。 私が総裁となって、早いもので半年がたちました。この新型コロナとの戦いの中で政治空白は許されない、その覚悟で安倍前総裁のあとを受け、今日までひたすらに走り続けてきました。振り返りますと私は秋田の農家の長男として生まれ、紆余曲折を経て26歳のときに地縁、血縁もない横浜の地で政治の世界に飛び込みました。38歳で横浜市会議員に、そして47歳で衆議院議員に初当選をさせていただきました。 そして今日に至るまで私を育ててくれたのはまさに自民党の皆さまです。皆さまの出会い、支えがあって政治の道を無我夢中で突き進んでくることができました。本日、この伝統のある自民党大会で総裁としてあいさつをさせていただくことは、50年前の私にはまったく想像すらできませんでした。そうした私でも努力をすれば総理、総裁になることができる。誰にでもチャンスがある。誰もが夢に向かって進んでいける、これが皆さん、日本という国、そして自民党の素晴らしさではないでしょうか。 私にとって今やるべきことは、新型コロナを1日も早く収束させ、安心とにぎわいのある日常を取り戻すことです。緊急事態宣言は本日をもって解除となります。わが国のコロナ対策は諸外国のような厳しい制限を行うことなく、ピンポイントの対策によって効果を上げることができています。失業率も主要先進国の中で極めて低い水準にあります。そうしたことは、日夜大変なご苦労の中で懸命に取り組む医療・介護関係者をはじめとする関係者の皆さんのご尽力、そして事業者や国民1人1人のご協力のおかげさまであります。心から感謝を申し上げる次第でございます。