山形・秋田で再び大雨続く恐れ 河川氾濫、土砂災害に警戒
記録的な大雨に見舞われた山形、秋田両県では、28日から30日ごろまで警報級の大雨が続く恐れがある。気象庁は引き続き、河川の氾濫や土砂災害への警戒を呼びかけている。両県ではこれまでに、パトカーで出動中に洪水にのまれた山形県警警察官1人を含む2人が死亡、4人が行方不明・安否不明。山形県警によると、28日午前、新庄市で心肺停止状態の1人を発見。行方不明の巡査部長とみて確認を進めている。 山形県戸沢村の蔵岡地区の住民で、2階まで浸水したという長沢修さん(63)は「この家に住むのはもう無理かもな」と話した。 気象庁によると、28日午後6時からの24時間降水量は多い所で200ミリと予想され、30日ごろまで断続的に雨が降る見込み。 新庄市では、死亡した男性巡査長=警部補に2階級特進=と共にパトカーに乗っていた男性巡査部長が行方不明。同県酒田市の女性(86)は避難先に向かう途中に姿が見えなくなった。秋田県湯沢市の工事現場で男性が土砂崩れに巻き込まれた。同県大仙市の男性会社員も連絡が取れなくなっている。