エムバペ、2カ月連続フランス代表選外「スポーツ面以外の問題ではない」監督は戦術的判断と説明
欧州ネーションズリーグに臨むフランス代表の招集メンバーが発表され、レアル・マドリードFWエムバペ(25)が再び招集外となった。 フランス代表は今月の国際Aマッチ期間に行われる欧州ネーションズリーグでイスラエル、イタリアと対戦する。デシャン監督はこの2試合に向けた招集メンバーを7日に発表。先月の代表戦で負傷を理由にメンバーに含まなかったエムバペを再び招集外にした。 エムバペは先月の代表戦、負傷を理由に招集外になった直後、レアル・マドリードでビリャレアル戦に先発出場したことが物議を醸した。 さらにフランス代表の試合中、ストックホルム(スウェーデン)でパーティーに参加しているところが目撃され、その後に性的暴行疑惑報道も出ていた。そして特にここ2試合、クラシコではオフサイドを8回取られ、ミラン戦ではシュートを8本打ちながら無得点に終わるなど、低調なパフォーマンスが批判の的になっている。 そんな中、デシャン監督が代表メンバー発表会見に出席した。その際、エムバペを招集外にした理由について、「その件について熟考したが、現時点ではそれが最善策と考え、この決断を下した」と説明。続けて、「キリアンと話し、彼が代表に来たがっていたことは分かっている。これはスポーツ面以外の問題ではないということを明確にしたい。この2試合限りの決断だ」と戦術的判断であることを強調した。(高橋智行通信員)