Wシリーズ「ヤンキース惨敗」のウラに「26歳の大砲」移籍報道 敏腕代理人と“大谷の活躍”で信ぴょう性が増して
ヤンキース不調の深層
今年のメジャーリーグ・ワールドシリーズは4勝1敗でドジャースが勝利した。東西の伝統球団同士の対決は81年以来、43年ぶり。シリーズの米国内視聴者数は昨年の910万人を大きく超える1580万人を記録し、11月1日に行われたロサンゼルス市内の優勝パレードには約22万5000人が集まったという。全国区の人気を誇るチーム同士の影響力の大きさを改めて知らされたが、こんな感想を持ったファンも多いはずだ。 【写真】世界一に熱狂するLAと、来季も2ショットを見る事が出来るのか不安なNY
4勝1敗。呆気なく勝負が付いてしまった、と。 「当初は接戦になると予想されていました。打線はドジャースのほうが上。ただ、ドジャースはワールドシリーズでもリリーフ陣を総動員させるブルペンデーを設けなければならないほど、先発投手が足らなくなっていました。しかし、ア・リーグ本塁打王であるアーロン・ジャッジ(32)がポストシーズンマッチでは不振に陥り、結局それが最後まで響いてしまいました」(米国人ライター) ヤンキースの不調を象徴する試合となったのは、ドジャースがシリーズ制覇を決めた第5戦だろう。5点のリードを1イニングで全て失ってしまったのだが、全てエラーが絡んだため、投手に自責は付いていない。「非自責で1イニング5失点」はワールドシリーズ史上初の醜態だ。シーズン94勝68敗でオリオールズとの接戦を制した“貫禄”は全く見られなかった。 ではなぜ、ヤンキースはシーズン中のような戦いができなかったのか――その原因として、ヤンキースナインは「ある情報」に動揺させられていたことが分かった。それも、本来ならば「味方」であるはずの地元メディアによるシリーズ中の一報で、チームの雰囲気はガラリと変わってしまったというのである。 「地元の名門『ニューヨーク・ポスト』紙が、ヤンキースの強打者であるフアン・ソトの去就について報じました。ジャッジとともに打線の中核を務めてきたソトの争奪戦にドジャースも乗り出しており、それが現実となる可能性が高いと伝えたのです。さらに、その記事を書いた同紙の有名記者、ジョン・ヘイマン氏が自身のXでも6億 (約901億円)以上の大型契約になると伝えていました」(前出・同)