【NFL】レイブンズQBジャクソンは「史上最高のボールキャリアー」とレイダースWRアダムス
NFLで11年目の秋を迎えたラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスは、プロボウルに6回選出され、オールプロチームに3回選ばれ、数々の偉大な選手たちとともにプレーし、対戦してきた。
そういった輝かしい経歴を持ちながらも、常に自分のプレーを向上させようとするアダムスは、偉大な選手たちの研究もしてきた。
現地15日(日)、アダムスは初めてボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンと同じフィールドに立つ。その際、アダムスはこれまで見た中で、最高のランナーと評するジャクソンと対戦することになる。
アダムスは11日(水)に「彼はゲームを変えた。俺の意見では、彼は最高だ。彼が史上最高のボールキャリアー。ポジションに関係なくね。フットボールを持った時にこれほど脅威的な選手はいないと思う」とコメント。
これは、不相応な称賛を軽々しく口にするタイプではないアダムスからの、大きな賛辞だ。
ジャクソンを歴代最高のボールキャリアーと呼ぶことには、議論の余地がある。元ランニングバック(RB)のバリー・サンダース、ウォルター・ペイトン、ジム・ブラウンといった名前がすぐに思い浮かぶのに加え、アダムスが選んだようにランニングバックに絞らなければ、ワイドレシーバー(WR)も数多くいるからだ。
しかし、ジャクソンがゲームを変えたこと、そしておそらく史上最高のモバイルクオーターバックとしての地位を確立したことについては、ほとんど異論がない。
これまでに1,000ヤードを超えるランヤードを1シーズンに記録したクオーターバックは3人――マイケル・ヴィック、ジャクソン、ジャスティン・フィールズ――しかおらず、中でもジャクソンはそれを2度達成している。ジャクソンは14試合で100ランヤード以上をマークしており、これは歴史上のどのクオーターバックよりも4試合多く、他の現役クオーターバックよりも9試合多い記録だ。ジャクソンは現在、キャリア通算で、クオーターバックによるラッシングヤード数で3位にランクイン。ジャクソンがマークしている5,380ヤードという数字は、キャム・ニュートン(5,631ヤード)とヴィック(6,109ヤード)に次ぐ記録となっている。