ピラティスの指導者がアドバイス! 40歳を過ぎたら運動は「ハードに」ではなく「スマートに」(海外)
10分で十分
若い頃をアスリートやダンサーとして過ごしてきたバーサさんは、体型を維持するために有酸素運動や激しい運動に何時間も費やしていたという。ただ、自分のワークアウトを多忙なスケジュールに合わせていく中で、少ない時間でより多くをこなすことを学んだ。 「誰もがやっていることを自分もやっていただけでした。よし、ランニングマシンに乗ってひたすら歩いたり走ったりするぞ、と」 今では1時間以内にワークアウトを終えることが多く、20分で同じくらいやりがいのある効果的なワークアウトを考えた。 短いセッションの良いところは、毎日続けやすいことだ。 「常に45分とか1時間である必要はありません。1日に10分でもコンスタントに続けていれば、大きな効果が得られるはずです」とバーサさんは言う。
低負荷の運動はやさしいトレーニング法
バーサさんにとって大きな変化は、疲労や汗が良いワークアウトの最良の指標ではないと学んだことだ。 「エクササイズのメリットを全て享受しようと、痛みや疲労が残るような激しいワークアウトをする必要はありません」とバーサさんは語った。 ピラティスのような低負荷のワークアウトは、速くて爆発的なテクニックではなく、ゆっくりとコントロールされた動きを強調する傾向がある。その結果、関節にやさしく、回復にかかる時間も少ない。 アイソメトリック・トレーニングのような低負荷の運動は、高強度のトレーニングと同じように、筋力や筋肉をつけるのに役立つ。そして、安定性やバランスなど、長生きにつながる要素を改善することもできる。 「わたしたちは身体のことを長期的に考えたいのです。だからこそ、ローインパクトであることが重要です」とバーサさんは話している。
大切なのは、続けること
楽しくて持続可能なルーティンを開発する代わりに、自分はやり過ぎの罠にはまったとバーサさんは語った。 「フィットネスに関してよくある間違いの1つは、ただただそれをやり切ろうとすることです」 自分の身体の声に耳を傾け、気楽に取り組むことが、より少ない労力でより良い結果につながると言う。ワークアウトのおかげで、バーサさんは疲れよりも、エネルギーが沸いてくるように感じたからだ。その結果、ワークアウトが"面倒なこと"でなくなり、"毎日できること"になった。 「自分の身体の現在地を見つけることです」
Gabby Landsverk