【KNOCK OUT】K-1の大沢文也がバズーカ巧樹にマウントパンチ、究極打撃格闘技ルール初挑戦で勝利
KNOCK OUT「K.O CLIMAX 2024」 2024年12月30日(月)神奈川・横浜武道館 【写真】ダブルレッグでテイクダウンを奪う大沢 ▼第9試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -63.0kg契約 3分3R延長1R ×バズーカ巧樹(菅原道場) 判定0-3 ※28-29×2、29-30 〇大沢文也(ザウルスプロモーション) バズーカは2020年2月のKNOCK OUT無法島GPの決勝戦で西岡蓮太に判定負けを喫するも大きなインパクトを残して“覚醒”。8月大会でKNOCK OUT-BLACKライト級王座を奪取。2021年10月にはWMAF世界スーパーライト級王座決定戦で勝利し、2023年9月にはKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者となって二階級制覇・三冠王を達成した。12月にマルコス・リオスにTKO負け、2024年3月の『ONE Friday Fights 54』ではノンタキットに判定負け、6月に中島玲にTKO負けと連敗中で、今回の究極打撃格闘技ルールで再起をかける。戦績は29勝(11KO)13敗3分。 大沢は小学生の時から始めたボクシングで優れたテクニックを持つベテラン選手。2018年9月にはKrushライト級王座に挑戦してタイトル奪取ならずも、同年12月の「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」では準優勝を果たした。2022年4月に瓦田脩二を破り、第7代Krushライト級王座に就くも2023年6月の初防衛戦で1月に無効試合となった里見柚己との再戦に敗れ、王座を失った。前戦は2024年7月にペットサムイ・シムラに判定勝ちで現在2連勝中。戦績は32勝(3KO)21敗3分1無効試合。 リング中央のレフェリーチェックでバズーカが中指を立て、大沢を挑発。それを無視していた大沢だが、バズーカがコーナーへ戻ると大沢が追っていって中指を立てた。 1R、バズーカの蹴りを払った大沢がバズーカを転倒させ、大沢が踏み付け。バズーカも下から蹴り上げて立ち上がる。右カーフを蹴っていくバズーカ、大沢はいつも通り前後に細かいステップを踏み、飛び込んでの右フック。するとバズーカは観客席を指差して“あっちを見ろ”と陽動作戦。 2R、バズーカが右カーフを蹴ると大沢が一瞬タックルへ行くような素振りを見せる。大沢はジャブ、バズーカが右ローを蹴ると大沢が“蹴ってこい”とアピール。するとバズーカも自分の足を叩いて“蹴ってこい”とアピールを返す。大沢が右フックを空振りして両者組みの展開となるがブレイク。大沢が右フックを当てたところで組み付いたバズーカがテイクダウンを奪うがブレイクに。スタンドでは大沢が右フックを当てた。 3R、両者四つに組むがテイクダウンは奪えず。バズーカが右フックからハイキック、大沢は回り込みながらかわす。大沢の右フックにバズーカが突き飛ばし、転倒した大沢へバズーカが踏み付けにいく。しかし大沢が組みつき、ダブルレッグでテイクダウンに成功。立ち上がって蹴りを狙う大沢にバズーカも下か蹴り上げ。立ち上がることに成功する。 バズーカの右をかわした大沢が組み付き、テイクダウンに成功。そのままマウントを奪い、ヒジとパウンドを打って行く決定的なシーンを作り出した。 判定は3-0で大沢が勝利を収めた。「K-1から来ました大沢文也です。スタッフ優しすぎて最高。これ変えてください。ステップ全く踏めない。あと大谷選手いる? 僕、KNOCK OUT継続で試合をしたいので大谷選手、試合をしましょう。去年負けてるけど頭おかしいレフェリーのせいで負けただけだから」とアピール。 大谷がリングに上がると「ベルトとかいらないので来年KNOCK OUTでどうですか。ヒジありでいいのでキックボクシングルールで」と言うと、大谷は「2月に試合が決まっているのでそれしか見てないですが、2月Krushのトーナメントに出場して優勝して6月に代々木でやりましょう」というと、大沢は「トーナメントやるの知らないんですよ」。 大谷が「じゃあ、大沢選手がKrush王者になったらやりましょう」というと、大沢は了承。王者対決として再戦しようと約束した。
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