体操の絶対女王に起きた悲劇の落下、原因は“静かすぎたこと”!?「騒がしい方が上手くいく」理由とは?【パリ五輪】
パリ五輪体操女子種目別平均台の決勝が現地8月5日に行なわれ、絶対女王のシモーネ・バイルズ(アメリカ)が初の金メダルを目指したものの落下が響き5位に終わった。バイルズは敗因が会場の状況にあったとしている。 【画像】シュミット、ビロディド、ギュネシュ、古賀紗理那…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介! リオ五輪では個人総合と団体総合、跳馬などで金メダルを獲得したバイルズ。一方、東京五輪ではメンタルヘルスの影響で団体総合決勝途中で戦線離脱し、その後休養で競技から離れていたが昨年復帰した。今大会ではすでに個人総合、団体総合で金メダルを獲得しており、過去2大会で銅メダルに終わっている平均台での悲願達成にも注目が集まっていた。 しかし決勝本番、後方へ回転する技で落下。絶対女王らしからぬミスには世界中から驚きの声が上がった。この敗因について、仏メディア『Le Parisien』は“静かすぎたこと”であると報じている。 「平均台決勝はいつも最も緊張感が高まりますが、たいていは音楽やバックグラウンドノイズがあります。正直なところ、騒がしい環境の方が上手くいくんです。なぜなら、トレーニングの時と近い環境だからです」と言うバイルズ。しかし「今日は電話が鳴ったり、カメラがカチャカチャと音を立てたり、という音が聞こえてきた。そのあと、みんなが拍手をして騒ぎ始めたから、他の人たちが『騒ぎすぎだから静かにしなさい』と制していた。本当に奇妙で恥ずかしかった」と続けており、観客の何人かが善意で会場を静かにさせようとしたことが逆効果だったという。 この環境によるパフォーマンスの変化については同じくアメリカ代表として出場していたスニーサ・リーも同様のコメントを残しており、同種目で金メダルを獲得したアリス・ダマトも「体育館にはたくさんの静寂があり、そのせいで少しストレスが溜まりましたが、演技が終わった時はいつもよりもさらにうるさくなったので良かったです」と“静かすぎ”が問題としながら喜びを表した。 構成●THE DIGEST編集部
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