スーパーウェルター級のジャロン・エニスと"スーパーフライ級のバム"ロドリゲスがフィラデルフィアで防衛戦 11月に | ボクシング
ジャロン・エニスとジェシー"バム"ロドリゲスという2人の王者が同一イベントで防衛戦を行うことが決定した。
11月9日(現地時刻)、米国・フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターでパウンド・フォー・パウンドのスーパースター2名が輝きを放つ。地元のヒーロー、IBF世界ウェルター級王座のジャロン"ブーツ"エニスが同会場で再びメインイベントに登場し、カレン・チュカジャンを相手に防衛戦を行う。WBC、リングマガジン世界スーパーフライ級王座のジェシー"バム"ロドリゲスはペドロ・ゲバラを相手に防衛戦を行う。このイベントの模様はDAZNから全世界に生中継される。 エニス(32勝0敗、29KO)は7月にウェルズ・ファーゴ・センターで地元の観客を沸かせた。5ラウンド終了後にダビッド・アバネシアンを退けIBF王座初防衛に成功。この夜は2018年11月以来久しぶりにフィラデルフィアで試合を行ったエニスだったが、街は熱狂。フィラデルフィアで行われたボクシングイベントとして40年以上ぶりに最高観客動員数を塗り替えた。 27歳のエニスはスーパーウェルター級でアンディスピューテッド王者を目指す意志を固めているが、そのためにはまず指名挑戦者のチュカジャン(24勝2敗、13KO)を退けなければならない。ウクライナ出身のチュカジャンは2023年1月にワシントンでエニスと対戦したが、その後、ミュンヘンでのピエトロ・ロセッティ戦(10月、9RTKO)とハンブルクでのハリー・スカーフ戦(5月、判定2-0)で印象的な勝利を収め、エニスのベルトへの指名挑戦者の座を手に入れた。 エニスに加え、2階級王者のロドリゲス(20勝0敗、13KO)も登場。彼は6月にフェニックスで行われたファン・フランシスコ・エストラーダ戦で驚異のKO勝利を収めた。第7ラウンドにメキシコのスターからベルトを奪い取ったことで、リングマガジンの選定するパウンド・フォー・パウンドランキングの第5位に飛び込んだ。 ロドリゲスは、12月にアリゾナで行われたサニー・エドワーズとのフライ級当座統一戦において、9ラウンドでKO勝利を収めてから続く3試合連続KO勝利を目指す。一方、ゲバラ(42勝4敗1分、22KO)は、5月にオーストラリアのパースでアンドリュー・マロニーを相手に素晴らしい勝利を収めてWBC世界スーパーフライ級暫定王座を獲得した。35歳のベテランは次戦に勝利すれば2階級制覇となる。 エニスは「再び自分の街でメインイベントで試合ができることに興奮している。階級を支配し続けて存在感を示し、自分が世界最高のウェルター級選手であることを皆に示す準備はできている」と語った。「楽しむ時間だ。目の前にいる相手を次々と倒し、美しく圧倒的なパフォーマンスを家族、友人、ファンの前で見せながら、IBF世界王座を見事防衛し続ける。今がその時だ」 チュカジャンも意気込みを見せる。「ボクシングファンの皆さん、11月9日にエニスとIBF世界王座を懸けて試合を行うという良いニュースを共有したい。準備する時間は十分にあり、美しいスペクタクルな試合を見せることができるだろう。チャンピオン、お前も戦いに備えろ。熱い一戦になるぞ」 ロドリゲスは「11月9日、DAZNにチャンネルを合わせ、チケットを購入してまたとない興奮を目撃してください。私のベルトはどこにも行かない!」と語っている。 ゲバラは試合に全てを尽くすことを宣言。「ジェシー"バム"ロドリゲスと戦う機会を得て非常に嬉しい。この試合を手に入れてくれたマッチルーム、JDプロモーションズ、Bxstrsに非常に感謝している。11月9日にフィラデルフィアで戦い、素晴らしいショーを見せるため、すべてを尽くし、勝つために準備していることを予告しておく。ビバ・メヒコ、ビバ・マサトラン、シナロア」 プロモーターのエディ・ハーン氏はイベントの決定を喜ぶ。「11月9日のフィラデルフィアでは壮大な夜が待っている。ボクシングのエリートスター2人が同じイベントに登場し、ファンを魅了する夜になる。7月にフィラデルフィアに戻ったエニスの夜は壮観だった。ファンと都市が彼を完全に支持し、彼を地元でスターに育て続けることが待ち遠しい」 「そしてバムについては言うことなしだ。エストラーダ戦での勝利は、年末の受賞の際に言及されるはずのパフォーマンスであり、その結果としてパウンド・フォー・パウンドリストの第5位にランクインしたのは正当だ。ジェシーはその自身の実力で正真正銘のスーパースターになった。エニスのイベントに加わることはフィラデルフィアの素晴らしいファンにとって大きな楽しみとなるだろう。見逃せない夜にさらに素晴らしいタレントが加わる予定だ」
DAZN News