【ボクシング】WBA、WBO統一王者の松田恵里が独で王座陥落 日本女子初の3団体統一ならず
<プロボクシング:WBA、WBC、WBO女子世界アトム級王座統一戦>◇23日(日本時間24日)◇ドイツ・ハイデルベルグ 【写真】フェースオフする松田恵里とティナ・ルプレヒト WBA、WBO女子世界アトム級統一王者松田恵里(30=TEAM10COUNT)が王座陥落した。完全アウェーでWBC女子世界同級王者ティナ・ルプレヒト(32=ドイツ)と3本の世界ベルトを懸けて激突したが、0-3(92-97、93-96、93-96)の判定負けを喫した。 1回に右フックでダウンを許し、重圧をかけて攻めるファイターのWBC王者に対して左ストレートを軸に果敢に対抗したものの、競り負けた。松田は「本気で勝つ気でここまできたので非常に悔しいです。出し切った結果なので、ティナ選手が強かったです。強い相手と戦うことができてよかった」と振り返った。 今年1月、WBA、WBC女子世界同級統一王者の黒木優子(真正)に判定勝利して以来のリング。初防衛戦が3団体統一戦となった。松田にとっては初の海外マッチ、初めての外国人選手との対戦だった。メキシコ合宿などを敢行し、海外遠征や外国人対策をしてきたものの、日本女子初となる3団体統一は達成できなかった。 なお松田-ルプレヒト戦はU-NEXTで生中継された。