バルセロナの「未来を破壊する可能性がある借金」とは?財政難に苦しむのはまだ続く?「状況はさらに複雑に…」
スペインの名門バルセロナは、近年財政難に苦しんでいる。それが影響して、ここ数年の移籍市場においては、クラブの思うような選手獲得が実現できないケースも多い。スペインメディア『fichajes.net』は現地時間9日に、クラブの財政難はまだしばらく続く可能性があると報じていた。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! 財政難に苦しんでいるバルセロナは、ラ・リーガが定めているサラリーキャップを超過して、ここ数年の移籍市場で思うような選手補強ができていない。今夏獲得したスペイン代表のダニ・オルモに関しても、サラリーキャップの問題で一時登録できていない状況が続いていたが、DFアンドレアス・クリステンセンの負傷によって、同選手の給与を他の選手のために使用できることが可能となりようやく登録できていた。 同メディアは、「バルセロナの未来を破壊する可能性のある借金」と題して、「近年、クラブは選手獲得のために多額の借金を抱えてきた。これにより、将来の移籍市場での運営能力が損なわれる可能性がある。いまだに借金を抱えている中で、22年夏にセビージャからジュール・クンデを獲得したことにより、24年6月末時点で長期的にセビージャに約2400万ユーロ(約38億円)を支払わなければならないという。これは、様々な契約によって多くのクラブに1億ユーロ(約160億円)の負債を負っているクラブの借金の一部であり、チームが引き続き直面している経済状況を反映している」と、いまだに借金に苦しんでいる状況であることを伝えている。 さらに、「他にも多くの借金があり状況がさらに複雑になる可能性がある」と述べた上で、「他のチームに対する未払金も抱えている。これらの債務の一部は分割払いにされクラブ間協定で決められているが、バルセロナが今後どのように金銭的な約束を果たすことができるのか、不透明な状況となっている」と、借金を抱えていることから、将来の移籍市場における立ち回りは依然として制限されていることを報じていた。
フットボールチャンネル編集部