メルセデス・ベンツの音声アシスタント、AIで自然な会話が可能に
人生相談にも乗ってくれるかな? iPhoneのSiri(シリ)や、Amazonのアレクサなど、音声アシスタントの存在が当たり前のいま、メルセデス・ベンツにも「MBUX(Mercedes Benz User Experience)」が搭載されています。 「ハイ、メルセデス」で起動し、ちょっと前までOpenAI のチャットボットAI「ChatGPT」を組み込むβテストを行っていました。
AIの力でコンシェルジュのように
それがこのたび、全世界で走る300万台以上のベンツに、ChatGPTを搭載する無料アップデートが実施されました。 他にもマイクロソフトの言語モデル「Azure OpenAI Service」および、同社の検索エンジン、Bingとも連携。 より自然な会話ができ、走行中に晩ごはんや近所の観光名所の提案、科学、健康、歴史などいろんな質問に答えられるようになりました。
もともと優秀なアシスタントだったが
1年前の状態でこんな会話ができていまいしたが、ChatGPTと検索機能の統合でより、人間に近いやり取りが可能になったのです。
AIから質問してくる場合も
ユーザーの質問が曖昧でも、AIが意図を汲んで質問を返し、内容を明確にします。 また最長1時間までにした会話の内容は記憶されているので、後から追加の質問をしても自然な返答があるのだそうです。 「MBUX」を起動するには「ヘイ、メルセデス」と呼びかけるか、ハンドルにあるボタンを押します。
孤独な車内の話し相手
自動車相手にお喋りができるなんて、ドラマ『ナイトライダー』そのものです。 眠気覚ましにしりとりでもしてくれりゃ十分って気がしますが、それ以上に便利なのは嬉しいですね。 Source: X, Mercedes-Benz via HYPEBEAST, Microsoft
岡本玄介