15歳で初優勝 21歳で10勝目 石川遼の通算20勝を振り返る
■15勝目 2019年7月 日本プロゴルフ選手権
2017年の夏、約5年間在籍したPGAツアーのシードを維持できずに撤退。3シーズンぶりの優勝を2つ目の国内メジャータイトルで飾った。豪雨の影響で初日が中止となり、最終日に36ホールをプレー。ハン・ジュンゴン(韓国)とのプレーオフを制した。
■16勝目 2019年8月 長嶋茂雄招待 セガサミーカップ
「日本プロ」から1カ月半後、自身初の2試合連続優勝を達成した。大会初日に義理の母が他界したしたことを試合後に告白。「ずっとお母さんが見てくれて、応援してくれていたんだと思う。不思議な力を感じたし、自分だけの力で勝てたのではないと思った」と話した。
■17勝目 2019年12月 日本シリーズJTカップ
5位から出たシーズン最終戦の最終日、首位で並んだブラッド・ケネディ(オーストラリア)とのプレーオフに突入し、3ホール目でバーディを決めて勝負を決めた。史上最年少の28歳2カ月21日で、生涯獲得賞金10億円を突破した。
■18勝目 2022年11月 三井住友VISA太平洋マスターズ
コロナ禍の2020年から大幅なスイング改造に取り組み、3年目にしてようやく優勝をつかんだ。大会は50回目の開催を記念して入場料を無料に。4日間で、のべ2万6702人が来場したトーナメントの主役になった。
■19勝目 2024年6月 JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品
2打差の2位から出た最終日に「68」をマークして逆転優勝。実行委員長を務めたジャパンプレーヤーズ選手会主催大会を制した。予選ラウンド2日間はマイクを装着し、中継にプレー中の声をのせる異例の取り組みも実施した。
■20勝目 2024年11月 三井住友VISA太平洋マスターズ
尾崎将司、中嶋常幸、リー・ウェストウッド(イングランド)と並んでいた大会最多勝を更新する4勝目をあげた。首位タイで迎えた最終18番(パー5)のバーディフィニッシュで決着。33歳54日での20勝は5番目の年少記録になった。